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 掛け算。

ゼロにいくつ掛けても
いつまでたってもゼロのまま。

1を掛けても2掛けてもだめだった。
100も200も試してみた。
485も掛けてみたし3245も掛けてみた。
他にも手当たりしだい試してみたけど
やっぱりゼロはゼロのままだった。

大きな数字も小さな数字も
まるで底なし沼みたいに飲み込まれて
変わりに私は少しづつ磨り減って
もうこれ以上出てこない。

ゼロは他の数字になんて
全然なりたくないって言うし
私は何とかしたくても
掛け算しか、知らないし。
これ以上どうしろっていうんだろう。

せめて他の数字ならよかったのにな・・・。
誰か足し算のやり方、知りませんか?

2002年10月23日(水)



 会話。

言葉の数じゃない。
そうじゃない。
壁打ちなら一人でも出来る。

わかってよ、そろそろ。

2002年10月22日(火)



 でざいあ。

なんだかおなかすいたな。
さっきご飯、おなかいっぱい食べたはずなのに。

ほんとはイチゴショートが食べたいのに
いくらサンドイッチを食べても
いまいち美味しくはなくて
あかい小さな苺の姿に、憧ればかりつのって、
もしかしたらいざケーキを口にしても、
思ってるほど美味しくなんてないのかもしれない。
そんな気もしたりはしてるけど。

でもあたしが今食べたいのはやっぱり
おしるこでもおはぎでもガトーショコラでもないから
とりあえず美味しいケーキやさんでも探しとこ。
生クリームたっぷりのった美味しいケーキ、
一人でまるまる一個食べてやるんだから。

2002年10月21日(月)



 DISTANCE。

言葉にしなきゃ伝わらない。
言葉だけじゃ伝わらない。
でもほんとうはもう全部、
伝わっているのかもしれないとも思う。

大丈夫、季節のせいなら、
身をひそめてやり過ごせばいいだけ。

2002年10月19日(土)



 贈り物。

ちゃんと届いた?

2002年10月18日(金)



 きほんのき。

ありがとうとごめんなさいの言えない人はきらい。
人との約束を大切にできない人も。
そこのきみ、幼稚園からもう一度やり直してきなさい。

2002年10月17日(木)



 まいどりーむ。

想いだけがさき走る。
思いついたこと、やりたいこと、
全部をいっぺんに片付けようとして
結局一歩も前に進めない。

だけどひとつづつ順番に片付けていく、
それが一番近道なんだって気がついたから
もう焦ってはいないよ。
だって、先はまだ全然長いからね。

誰からも嫌われない人は
誰からも好かれもしないんだって
昔、塾の先生が言ってた。

たとえばあたしの場所がここなら
どこか遠くで無理をしなくても平気。
きっとそこはあたしの場所じゃなかった
ただ、それだけのこと。

あたしがここにいて、
あなたはちゃんといてくれて
それで、大丈夫。

少しずつ近づいていけますように。
叶えたい夢はまだ、とても近くも遠くも見えるけど。

2002年10月16日(水)



 HOME。

お祭りのひ、初恋の人と一緒に屋台に乗った。
その人とは一年に一度、お祭りのときにだけ会う。
織姫と彦星みたいだとたまに思ったりする。
全然違うけど。

その”恋”は、今ではもうもちろん
幼い日の想い出のひとつにしか過ぎない。
だけど彼は会うたびにあのころと少しも変わらずに
やさしい、あったかい人で
彼が初恋の人でよかったと、私は毎年思う。

一年に一度しか会わないのに、
顔を見せるのを楽しみにしていてくれる人たち。

きっといつかここを出る日は来るだろうけど
ここには帰ってくる場所がある。
親がいて、ずっと見守ってくれる人たちがいて、
懐かしい同級生がいて、思い出があって。

待っていてくれる人のいる幸せを
そこに、ちゃんと自分の居場所がある幸せを
少しだけ緊張して太鼓のばちを握りながら
かみしめるように思っていた。

2002年10月15日(火)



 ふりこのげんり。

気持ちが振り子みたいに行ったり来たり。
頑張りすぎるのはよくない。
行ったぶんだけ帰ってくるから
気をつけなくちゃ。
反対側に振れているときは
身を潜めてやり過ごすのが得策ってもの。

頑張れるときも頑張れないときもある。
自信を持てるときも持てないときもある。
でも人間だしさ。
それに人はみんな違うんだし。
何が自分にとってベストかなんて
後になってみなきゃわからないんだから
今この瞬間にだってちゃんと
見出すべき意味はあると、おもう。

がんばろうね、
でも、あんまりがんばらなくてもいいよ。
ゆっくり自分のペースで。
ちゃんと、まっすぐに前を見据えて。

2002年10月13日(日)



 nooneisresponsibleiknowiknow...

怒りなんて
あっという間に消えてなくなる。
だけど、理不尽の悲しみは
いつまでも心を縛りつづける。

怒っても、憎んでもいない。
ただ、不思議でしかたなくて、
そして悲しかっただけ。
せめて理由があればよかったのに
心からそう思った。

思い出さなくたって
事実は消えない。
確かに今の私を形作って
ここにあるから。

私でいたかった。
ただそれだけだった。
だって誰かを傷つけたり
誰かを苦しめたり
そんなことがしたくて生まれてくる人なんて
きっとひとりもいない。

ほかに何にも望んだりしないのに。
それすら叶わないの?
いったいどこへ行けばいいんだろう。

・・・ごめんね。

2002年10月01日(火)
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