|
|
■■■
■■
■ 仲介役。
深夜、友人から電話。珍しく長電話をしてしまった。 まったく、勝手なもんだなーと思う。「傷ついた」とか「裏切られた」とかそういう言葉を簡単に口にする人に限って相手の気持ちにまるで無頓着な気がするのは気のせいだろうか。”あなたの気持ちは私にもよくわかる、だけど私にだってあなたと同じように感情はあるんだよ。”ときどきそんな風に言ってしまいたくなることがある。 人間関係なんてある意味ではものすごく一人よがりなものとも言える。相手のことを好きとか大切とか思う気持ちは自分ひとりのものであって相手とは何の関係もない。そんなのどこまで行ったって、ただこっちが勝手に思っているだけだ。こっちがいくら相手のことを大切に思おうと、だからといって向こうに何かを強制する資格なんて全くないし、気持ちだって行動だって少しでも縛る権利なんて全然ない。できることといったら自分が相手を想う限りにおいて最善のアドバイスをすることくらいが最大だろうと思う。”恋人”っていうなら少し話は別になってくるけど友達なんて、10年付き合おうが20年付き合おうが、そんなもの。 だからそれは勘違いしちゃいけない。”友達だから”という言葉に甘えて、自分の弱さを相手に押し付けるべきじゃない。 大切な友達は、相手がどんなことをしようとも(たとえば人の道に外れるようなことをしたとしても)味方でいられる。それが本当の友達(そういう言葉が存在するのだとすれば)だって私は思っている。本当の友達だから信じたいとか、本当の友達だから自分がいやだと言うことはして欲しくないとか、そんなのは嘘。そんなの結局、自分のことが可愛いだけだもん。 人を大切に思うかどうかは自分が相手に何をしてあげたいか、ただそれだけだと私は思うよ。相手に何かを強制したりすることなんてできない。相手が自分の気持ちの期待に応えてくれないのが気に入らないのであれば、ただ黙っていなくなればいいだけ。ただそれだけ。 「自信を持ちなよ。」本当はそう言いたかった。仕事の話でも恋愛や友人関係でも君がいつもどうしようもないくらい頑なに、たった1パーセントたりとも自分を譲ろうとしないよね。私はときどき見ていて苦しくなる。もっと適当でも、無理しなくても、全然大丈夫なのにって。確固とした自分自身をを持つことと、寛容に相手を受け入れることは少しも相反することなんかじゃないよ。人を受け入れたからといって君が変わってしまったり、するわけじゃない。 だからね、一つだけ私からの勝手なお願い。私を素通りしていかないでくれるかな。私もここに、ちゃんと感情を持って存在する一人の人間だから。だって君にとっては”友達”なんでしょう? ・・・って、そんなふうに思ってしまうのもきっと私のわがままだけど、ここでしかいえない愚痴なので、どうか許してください。m(__)m
2001年11月21日(水)
|
|
|