スナックおのれ
毛。



 スーツ革命。

 今日、久しぶりにオフィースビルに行きましたら、なにやら威圧感を覚えました。なんだろう、なんなんだろうと考えあぐねながら、2階の入り口から1Fの受付に通じるエスカレーターを下っていたら、わかりました。男性がスーツに戻って、あたりが真っ黒かったんです。
 見渡せば、ほとんどが黒黒黒、あっちでぼんやりしている人も、討論を交わしている人も、格好良い人もどうでも良い人も、そうでもない人も、老いも若きも、そろって黒。そんな黒が、首からカラフルな布をぶら下げて幾重にも縦横無尽に動き回る様子に、テレビの砂嵐を見ているような気分になりました。
 そんな中、会社の人が不思議な黄色でチェック模様(ボア素材)のジャケットを羽織っておりました。横には893社長。今日はシャツからグラサンからスーツからなにからなにまで真っ黒黒。細身のスーツなので、オフィースビルのそれとは一線を画しています。そのペアをみていたら、「スーツすら俺である」という信念が見え、世の中すべてこうなったらよいのに、と思いました。まあ、もっとも、全身真っ黒黒は若干やり過ぎかなとは思うのですが。

2005年09月29日(木)



 凡人の盆栽煩悩

 盆栽に興味があります。子供のときは、サザエさんにおける波平の趣味とか、ホームランで跳ばしたボールが当たると雷親父が出てくる程度のもの、ととらえていましたが、アレはすごいと思うようになりました。
 なんといっても、そのコンパクトな盆の上に、年月を重ねられること、樹形、雄々しい幹。通常であれば、あれほどの幹の太さなら背も高く育っているはずですが、それをギュッと押し込めている様子。そんな生きているものを預からせていただく喜び。
 そんなわけで、今、自分が育てたいと思う姿の盆栽を探しています。職場ちかくの盆栽屋をチラ見したり、ネットでさがしてみたり。しかしながら、案外とお高いのですね。やはりちょっとしたガーデニングとは違うなあ、と思いながら、年月をまかせられる重みを感じます。

2005年09月28日(水)



 ハラ年齢。

 ハラ年齢がどんどん高くなっている気がしてなりません。幼少のみぎりから、ねっからの便秘症だった私。それを逆に利用して、暴飲暴食につとめ、かつ、「コレ、もう賞味期限やばくね?」というものも自らエコロジーに勤めるべく、消費してまいりました。でも、そんなことの多くが今更たたったのか、最近、お腹すぐにハイウェイ、そして、ゲラウェイです。
 これは、いよいよハラ年齢が上がってきたのでは?と感じます。たとえば、ビールを6本くらい、呑んでみる。すると、効果てきめん。次の日には、お腹の働き「消化」とは名ばかりの結末。
 世の中には、小腸や大腸のヒダから年齢を出す検査があるようですが、それ一回やってみたいなあ、と。あと、怖いけど内視鏡検査もやってみたい。自分の腹の中が果たしてピンク色なのかどうか、それとも心根よろしく腹黒いのかどうか。常に自らの健康に勇気づけられる私にとって、ハラ年齢、ゆゆしき問題であります。

2005年09月26日(月)



 京急恋慕。

 京急電車に乗りたいのであります。今、京急は、くるりと結託してフェアを開催中。明日の京急電車のテーマ「赤い電車」の発売を前にフェスティバルは最高潮に達しているであろうことが予想されます。
 しかしながら、京急。羽田にひとっとびできる京急は、豊洲に住む私にとっては遠い電車。羽田に行っても、青物横丁に行っても、何をしていいのやら・・・。京急に乗るために電車に乗る、なんて、やっぱりちょっと腰が重いのです。
 とはいえ。くるりのアドトレインや発着テーマ曲が「赤い電車」というのはことさら魅力的。明日の発売日には、記念パスネットも発売されることですし。ここはやはりせいぜい品川までは行くべきか。それとも、都営浅草線で京急に直結してみるか。なやましい・・・。

2005年09月20日(火)



 風邪の小話。

 小学生の頃、風邪で休んだ子が、次の日やってくると散髪していることが多々ありました。風邪で休んだ日は、体温を測って、流動食を食べて、病院に行って、布団に入って・・・と休養で大忙しなはずなのに、なぜ髪の毛が切りそろえられているのか。謎でした。まわりも少々いぶかしみながら、なにもつっこまない。病院に行ったとき、よくよく観察してみると待合室の横には床屋さん。はっは〜ん、待ってるついでか?と思ったものの、病におかされている我が子に散髪を強要する親もどうなんだ?と思ってみたり。
 風邪で休んだ日に散髪してきた子供。彼らは今、どう育っているのか。やはり風邪でも我が子を散髪させる親になっているのか。ご意見、求む。

2005年09月19日(月)



 超戦慄!夫!

 富士急ハイランドの全長700mにもおよぶギネス認定お化け屋敷ー超戦慄迷宮に行って参りました。超戦慄迷宮、それは私のあこがれ。5年越しの想いかなってついについに体感するに至りました。
 長さもさることながら、それよりなにより、やっぱり人が脅かすシステムが魅力的。人形では、その筋のホンモノじゃないかぎり、スリルに限界があります。そこは、人。状況把握しながら息を殺す、脅かす、おいかける、叫びだす。病院を模した長い廊下でお化けに追いかけられているときのドキドキ感は、たまらない面白さがありました。
 しかしながら、宅の主人であります。今回の件で発覚したのですが、どうやら奴、ビビり屋。そのわりに、なんの体裁をつくろうためだか、ずんずんつきすすむ私に「この病棟のディテールを見ろ、すごいんだぞ」とか「そんなに早く進んだら、この精巧な怖さがわからないじゃないか」だとか言ってみたり。そのくせ、お化けに脅かされるやいなや、いの一番に叫ぶ、わめく、全力で走る・・・。最後の通路では、恐ろしさも頂点に達したか、「アハハアハハ」と半ば半狂乱。当然、出口を出た時には、並んでいた人に大爆笑をくらったのであります。通常、恋人たちとか男女で入った人たちは女の子の方が先に出てきますからね。宅の場合、そんなセオリー無視して逆です。それでいくと、超戦慄だったのは病棟よりも主人だったのでは?と思ったりしました。

2005年09月18日(日)



 虫を買うのか、飼うのか。

田舎育ちの私。デパートの虫販売がひっかかります。虫を売る制度は、昔からあったけれど、ここ最近のは何かが違う。「捕まえられるけど、なんとなく欲しいような気がする」という余裕のある購買意欲ではなく、「ここでしか手に入らないもの」というような切迫感があるように思えてなりません。でもね、そんなね、珍しかないですよ。たまに、「懐かしいなあ、お父さんが子供頃はいっぱいいたんだぞ」とかいう人がいますけど、そりゃ変な話です。今だっています。あなたが取りに行く気がないだけですよね、と私は思ってしまいます。東京だって、ちょっと車で行けば千葉に奥多摩、いそうなところはいくらでも。
 カブトムシ、クワガタのすばらしさは、鑑賞ではなく、捕獲の苦労。これは私のつまらない持論ですが、たぶん本当。飼育箱で飼うだけならカブトムシもアリもいっしょです。情操教育、云々、そんなことを言うなら、捕まえ方でも教えたら良いのに。デパートの虫売り場で、子供より目を輝かす父親を見て、ふとそんなことを思いました。

2005年09月14日(水)



 子供時代の夢と希望と大人の儚さ。

 買ってしまいました。ゲームボーイミクロ、ファミコンバージョン。もちろんジャケ買いです。でも、予約もした入念なジャケ買いです。ソフトのこととかは、あまり考えていません。とりあえず、あのファミコンとスーパーファミコンの10数年の歴史が、今やゲームウォッチになったすばらしさ、おどろきに引かれました。
 家に帰って、ピューンと立ち上げますと、その昔、ファミコンが初めて家に来たときのようなドキドキ感。先端技術でつくられた夢のカタチが、今、ここにあるという感慨を覚えました。近年稀に見るわくわく感に胸躍らせながら、遊んだのは十数分。昔のようには、いかないようです。

2005年09月13日(火)
初日 最新 目次


My追加