スナックおのれ
毛。



 クーラーの恩恵。

 ここのところ、クーラーをつけっぱなしです。だって、暑くて暑くて。でもねえ、クーラーのところにずっといると落ち着かない私がいます。閉塞感を感じると言うか、人工の空間に耐え切れないと言うか。これは、たぶん去年までのクーラーなしの生活のなごりなんでしょうか。ちょっと動くと汗が噴出したりして不愉快なんですけれどもね。いつのまにかクールビズの精神が刷り込まれたと感じる今日この頃であります。

2005年07月31日(日)



 綾乃小路きみまろと、カツミと私。

綾乃小路きみまろの寄席が見たくてなりません。中高年のアイドル、綾乃小路きみまろ。ハゲの新生、綾乃小路きみまろ。本当はひっこみじあんで普通のおっさん、綾乃小路きみまろ。彼にであったのは、いつのころか。たぶん、まだテレビに出る前、母リエコの父、つまり祖父カツミがなぜだか夢中になっていたテープでした。そのときは、せせら笑っていたんです。あの孤高にして大・我が侭人間、かつ自尊心が強いカツミが孫と接触を持とうとした貴重な機会を無下にして。でもね、一度、見たらね。彼を天才だと思う私がいます。なんだかんだで、カツミと私。味の趣向も、遊びの趣向も似ているのよね、と思ってみたり。でも、孤高にして大・我が侭、かつ自尊心が強いなんて、ちょっと嫌だなあ、とも思ってみたり。


2005年07月28日(木)



 ゲンゴロウとホタル。

子供の頃、私は虫が大好きな女の子でした。というよりも動植物全般、大好きだったわけです。なので、夏休みといえば、クワガタに蝶、ヤゴにどじょう、たにし、サワガニ、ザリガニ、なんでもござれ。山や川を散策しては捕まえて、楽しんでいました。今思えば、とても恵まれた土地に住んでいたのでしょう。捕獲したもののなかには、オオムラサキやニホンザリガニなど、珍しいものも捕まえることができていました。ただ、当時、私に執着がなく、あまり捕まえなかったものが2種類あります。それは、ゲンゴロウとホタル。このふたつには、あまり魅力をかんじなかったんですね。だって、ゲンゴロウといえば、いつのまにかトイレにいるもの。ホタルといえば、いっぱいいるもので、昼間はつまらないし、すぐに死ぬ。最近、ゲンゴロウの絶滅説やホタル復活運動など、この2種類に関するニュースをたまさか聞くことがあります。なにやら驚愕するとともに、そのニュース自体を疑う自分がいるんです。ただ首都圏の人たちが騒いでいるだけなんじゃないだろうか?と。

2005年07月26日(火)



 スターウォーズ・ジェラシー

私が一番恐れているのは、親しい人が死ぬこと。二番目に恐れているのは、山月記や智恵子抄にあるような自我の喪失なんじゃないか、と考えています。死を選ばなかった理由は、自分をコントロールできなくなってもなお生きる肉体がとても怖いこと。それと、我にかえったつかの間に、知らない自分がしていることを認識するのがとても怖い。いっそのこと、そのまま酔い続けられたら良いのに、なぜ自我が復活するのか。残酷なことだと思います。
こんな話をしたのは、先日見たスターウォーズのせいです。基本的にあの星間戦争を表題にした映画はあまり好きではありません。タイトルロールはばかばかしくて大好きだけれども、正直申しまして、あんな時系列の話の何がおもしろいのかわからん。そう思っていました。ですが、今回ばっかりは、面白かった。不覚にも面白かったんです。でも、もしかしてそれは、私が元来のチャンバラ活劇好きだからじゃないか、と思い直してみたり。まあ、スターウォーズ好きな宅の主人の手前、くやしい気持ちになったと言われればそれまでですが。



2005年07月24日(日)



 予言的中・・・。

 昨日、「でっかい地震が来ても、私、わからなくて逃げ遅れんじゃねーか?」と書きました。その予言が的中。今回の大地震、やっぱり付近の工事だと思って、余裕で構えていたのです。ですが、目の前でCDラックは倒れるは、断水のために貯めておいたナベの水が半分以上こぼれるわで、びっくり。でも、人間、わりと冷静なもんで、大きい地震と認識すると「4Fから逃げる私のリスク」について瞬時に悟り、地震のさなかは家でじっとしておりました。もう少し大きかったら、やばかったろうなあ、とは思っているのですが。
 あー、それよりも昨日書いたことが今日起こってしまったことの方が、空恐ろしいと思いました。嫌なことは書くもんじゃないですね。

2005年07月23日(土)



 家が揺れる。

 再開発が盛んな豊洲では、24時間あちらこちらで工事が行われています。あっちで、トンカン、こっちでドンドン。家の周りは工事のメッカ。テレビは、大き目音量でなければ聞こえません。でも工事の影響はそれだけではないのです。大きな機械が土を打ちつけるということは、地面が揺れるということ。その力が大きければ大きいほど、家が揺れます。今日も起きてから、地震かしら?と思ったこと数回。
 思えば、私、東京に住んでから、そういう「揺れる場所」にしか住んでおりません。戸越とジャングルハウスは、静かだったものの、新幹線の揺れが常にありました。揺れは私の生活の一部だったわけです。普通の人であれば、「地震?揺れてる?こわくない?」というところも、ほとんど感知しなくなりつつあります。しかも、最近では大きな音ですら、生活の一部となりつつあるのでしょう(これほどの音であっても、熟睡できるから)。
 しかしながら、この生活力もしくは図太さ、今後、どのようなことに影響してくるのか。もしやそれは良くない結果をまねくんじゃないか。たとえば、大地震がきたとき、このままでは逃げ遅れる、そんな風にも思うのです。

2005年07月22日(金)



 タクシー de 再会。

 希有な出会いとはあるもので。深夜、タクシーに乗ったら、「お客さん、この間の人でしょ?」と声をかけられました。私もその運転手さんのことを覚えていて、「あ〜、この間、今日の売り上げがあと200円足りないっていってた運転手さんですね」と、盛り上がりました。場所は銀座。平日と言えど、ものすごい量のタクシーがいる中でです。まったく珍しいこともあるもんだ、と思いながら、はたと、おじさんが何百人もの人を乗せている中で私を覚えてくれていたことが不思議に思えてきました。
 おじさんの話によると、通常、お客さんは近い場所だとなぜだか恐縮して、ぼそぼそと行き先を告げるのだとか。しかも夜遅くまで働いている人は特に疲れのせいか、覇気がないのだそう。そんな中、お嬢さんは明るいねえ、と、そんなことだったようです。こりゃあ良い褒め言葉だなあ、と思いながら、それを日常生活の中で活かしきれていないなあ、と思ってみたり。喜び勇みながら、猛省。

2005年07月21日(木)



 匂い宣言。

 におって参りました。どこかって、台所とか風呂場とかです。1日でプーンとする季節となりました。昨年、ジャングルハウスに住んでいた私は、下水には特に気をつけていて、年中無休で生ゴミはすぐに冷凍庫。そう決めていました。(虫の誘引剤となりえるので)ですが、今、住んでいる家には虫がでないので、少し怠けております。冷凍庫に生ゴミ保存をしなくなりました。そのせいか、くさい。
 においって言うのは、不愉快因子が強いもので、どんなきれいな家であっても「臭い」というだけで、残念さが際立ちます。美人もにおいひとつで、堕ちていきます。だいたい、きれいなのに臭いってあんまり聞かないもんです。キレイという中には、すでに「臭わない」および「素敵な香り」っていうのが含まれているような気がしなくもないのです。
 今の私の家、まあまあキレイ。でも、台所がにおう日がある。台無しです。なし崩しです。キレイの第一歩は見た目ではなく、においから。気をつけたいものです。

2005年07月20日(水)



 殺し文句・考

 なにも殺し文句というのは、恋愛ごとだけではなくて、色々なことに当てはまると思う。意志をストレートに伝えてくれる殺し文句、悩みを一発解決する殺し文句、喧嘩の仲裁ができる殺し文句などなど。人間関係のあるところすべてに殺し文句は存在しているように思う。
 でも、この文句はなかなか難しくて。少なくとも私はとても苦手。殺し文句にたどり着こうとやっきになって、そのイメージだけを伝え、よく手の付けられない状態に陥ることがある。
 意思のカタチを変えずに伝えられる殺し文句。いつになったら使えるようになるのかしら。まず自分の確固たる意思を持つことから始めなければナノだろうなあ、と思いながら。

2005年07月11日(月)



 貯金はフツー。

先日、宅の主人に計画的なお金の使い方について、説教を受けました。もちろん、不満げに聞かせて頂いたわけですが、少し思い直しました。というのも、ヤフーニュースによれば、「主婦の44%がへそくり。平均230万」だとか。私は専業主婦じゃありませんが、なにやら比較。私、貯金0。宵越しの金は持たない主義とか言いますが、私はそれを地でいってます。はっきり言って、貯金ができることが不思議でなりません。ですが、ですが、ここにきて。貯金してみようかしら。宅の主人の説教の効力はなかったけれど、ヤフーニュースの影響で。「平均=フツー」の誘惑により。

2005年07月05日(火)
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