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■ あんたに、惚れた。
今月、諸事情ありまして、金がまったくないんです。ためていた貯金もいつのまにか散財。なんてったって、私、ちまたでならした浪費の女王ですから! そんなわけで家賃もどうなの?状態。私に残された少ない知恵をもってしてどうにかしてやろうとは思っているんですが、本すら買う金もままならない。そんな中、好きな作家さんの本が発売。本屋でキャッシャーのまわりうろうろ。大事に読もう、大事に読もうと心に決めてお金を払うと、店員が聞きます。「カバー、かけますか?」。私、「お願いいたします」。 店員にゆだねられた私の黒い表紙の本。店員は大きな茶色の紙を取り出して、本を置き、紙を本の形に織り込んで、その後、はさみで整形。先ほど、つけた本の形に合わせて、ギュッギュッと強く紙を織って、きれいにたたんで、それはそれはきれいなカバーをつけてくれました。その間の真剣さといったら!いやあ、あんたに惚れた!ついていく!顔は若干しょぼかったけど、次もたのむよ!なんだか感動しながら、後ろをふりかえったらキャッシャーには長蛇の行列。私は嬉しいんだけどね、あらら。がんばれよ。
2004年11月29日(月)
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