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■ あ、ジョゼが来る。(ネタバレてます)
梅雨は来ているようで、来ていない。だが、夏は来る。確実に、来る。もうすぐ、来る。カミングス−ン フォー サマー。(あっているのか?)だって、感じる。あの日差し。アスファルトからせりあがってくる陽炎の群れ。皮膚を覆う脂の膜。いやだああああ。だけれども、少し思い直してみた。だって、8月1日に「ジョゼと虎と魚たち」のDVDが出るみたい。それって、よろこばしいみたい。DVDないけれど、無駄にウキウキできるみたい。 初回のオレンジデイズをみながらも、最初にして挫折してしまった私。どうせ、ハッピーエンドでないか?とちょっとイヤになる。なんだか恋愛ものってハッピーエンドが多すぎて、うそ臭すぎて、私、いやなんです。だって、登場人物が忍耐強過ぎたり、強すぎたりするんだもの。実際の世の中で、それが理想だから、たくさん作られるんだろうけれど、私はイヤ。 それでいくと「ジョゼと虎と魚たち」。主人公の妻ブキくん、とても弱い。誘惑にも弱いし、忍耐力もないし、初志貫徹もままならない主人公。でも、普通、みんな弱いと思うんです。強い人なんて、そうそういないと思うんです。けれど、弱いなりにきっかけ掴んで、ちょっぴしずつ強くなってる。その過程がうまくでてるのが「ジョゼと虎と魚たち」かなあ、と思ってみたり。 最後の方、号泣する妻ブキくんにあの映画のすべてが入りこんでいる、そんな気がする。
2004年06月30日(水)
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