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■ 若さが欲しいの。
若さが欲しい。若さが欲しくて欲しくて、たまらない。こうしている間にも、私から、風船の空気が漏れるように若さが流失しているに違いない。そう思う。 若者という年齢の階級があるけれど、26にもなると、その仲間入りができているのかちょっと不安になる。すでに夜更かしすれば口元に小じわを発見し、少しでも飲みすぎれば頭痛のストームが私を襲う。こうして、自分の身の上にまさしくおこっている状況を判断すると、やっぱり「ワタシ、若者で〜す」と躊躇なく言うのは厳しい。 若さってなんだろう。肉体的なことももちろんだけれど、対応力にあるんじゃないかとも思う。たとえば、新しいものにすぐに手が出るとか、そんなこと。今じゃ、新しいことに手を出すのは、どうも面倒で仕方ない。友達が良いよ、と言ってくれたアーティストもおいしいよと進めてくれた食べ物も、自分だけだと、どうにも腰をあげるのが、一苦労。今は、面倒だから良いや、で済ましてしまう。もしかして、若さって、面倒くさがらないことにあるんじゃないか? どうも、年々、面倒臭がり心が増大しているような気がする。したがって、刺激のない受身の生活になってきているような気もする。これじゃいけない、と思いながらも現状維持の安穏とした生活を希望する自分が確かにいる。女が26になると、結婚願望が強くなるそうだけれど、もしかして、それは面倒臭がり心の延長に存在しているんじゃないかとも思う。恋愛するのも億劫、もしかして、そんなところなのかしら。 話は少し飛ぶけれど、今日、私は化粧品を買った。美白化粧水と日焼け止めの乳液とマニキュア。しめて7000円強。今まで、こんなに化粧品にお金を使ったことはない。けれど、どうも収まりがつかなかった。しぼんでいく自分の若さとそれに付随する行動力、刺激を求める力、これらすべてへのアンチテーゼだ。この気持ちは私のブームにすぎないのかもしれないけれど、できることなら、この先、ずっと続いて欲しいものだと思っている。
2003年06月30日(月)
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