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先日、展覧会に行った帰り、その1時間後に始まる超多忙の津波の音を 水平線の向こうに聞きながら、ちょっとだけうろうろした。
そのときに、新しくできていた本と雑貨の店を見つけ、 2階への階段をのぼっていった。 あとで店の人に聞くと、夏にできて、定期的に開店するように なったのは、ここひと月のことらしい。 それにしても繁華街の一角なので、家賃のことなど 想像してしまう。若い世代が午後に集まる店なのだろうか、 それとも過去をなつかしむ大人?
セレクトされ、ジャンル分けされて壁に並んだ古書と、 60年代なのか70年代なのか私には正確にわからない雑貨、 地元のアーティストが作ったグッズなどもある。
ほとんどが流通する古書だったので、定価よりかなり安い。 ゆるやかな「過去」の流れが、棚にそって続いている。 それらの何割かは、郊外の大型古書店で探せば手に入るが、 「過去」をすくい取る網は、大型店には置いていない。
知るかぎり、本のセレクトショップは地元になかった。 本と雑貨のあるカフェ(ここのカフェは数席だけど)には 経営者としての夢を感じている。本が7、雑貨が1、お茶が1、 外国が1、くらいでいいと思う、私には。
今年出ていた、絵本のガイドムックを半額で買って、 階段を降りた。
名刺がわりになっている、手づくりのブックマークを 何人かの人に見せて、少しばかりのPR。
このところめったに街中の書店へ足を運ばない。 児童書の古典を探して読んでいるから、 情報さえあれば、図書館やネット、人に借りたりで済んでいる。 勤めているわけでもないし、車の生活だから、 ついそうなってしまうのだ。 でもやっぱり、街も歩かないとね。 (マーズ)
2002年11月07日(木) 『アリスの見習い物語』
2001年11月07日(水) 『台所のマリアさま』
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管理者:お天気猫や
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