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先日立ち読みしていて知恵袋にと買った新書版 『旧暦で読み解く日本の習わし』を パラパラめくっていたら、そうだったのか! という読み解きに多々出会った。 そのなかでも、意外に私だけでなく皆知らないかも、 というのがあったので、メモがてら。
なっちん/納音。について。 中国の音楽は、5音階と6音調で成立し、 これを掛け合わせた30楽音も、木・火・土・金・水に属し、 さらに60干支と対応する。 60干支は2つ一組で30楽音に納められるので、納音と 名付けられているという。
という概略だが、納音は唐の末期には成立した占いであり、 人の運勢や性格を、この30パターンに分類するというもの。 同じ納音が2年つづき、30年で一巡。 日本ではすでにほとんど使われなくなっているとか。
そして、主な納音が書かれている。 そのなかに、
「山頭火」があった。 かの漂白の歌人は、ここから名をもらっていたのだ。 この意味は、 (申戌・乙亥)火山から燃え立つ火の意味。
ちなみに、 「山下火」というのもある。 こちらは、丙申・丁酉で、 山の麓で静かに燃える火山から出た火の意味。
ということだった。
自分の生まれた年の干支をネットで調べてみたら、 山頭火でも山下火でもなかった。 年がわかるので書かないが、火には関係あった(笑)
この本から、もうひとつ。 9月は、アイヌの暦で、 木の葉の初めて落ちる月、モニヨラプチュプ と呼ばれているそうだ。 (マーズ)
『旧暦で読み解く日本の習わし』 監修:大谷光男 / 出版社:青春出版社2003
2002年09月11日(水) 『点子ちゃんとアントン』
2001年09月11日(火) 『星虫』
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管理者:お天気猫や
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