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■ ドメスティック・バイオレンス
「ニル・バイ・マウス」と「ビヨンド・ザ・マット」を立て続けに見てしまったYo。 どう言葉にして話したらいいのかわからないもどかしさから、自分がうまく伝えられないことを、相手が理解してくれないということにすり替えて、なんで解かってくれないの・・・と憤った挙句に暴力を振るってしまう。というヤツ。ヤングなママの幼児虐待から、今は家庭内暴力へと流行は(おっと)うつったけと。 いままで見よう見ようとそのままになってたんだね、「ニル・バイ・マウス」。 公開当時は、クラプトンが音楽を担当ということもあって。麻薬問題の方がクローズ・アップされてたけれど。いまだったらドメステック・バイオレンスのほうが焦点になってたろうね。 タイトルのニル・バイにしても植物人間の話したくても声が出ない状態のことを指すから、作品のテーマに近い。 しかし・・・なんだ、あのラストは! ちゃぶ台ひっくり返し! 妻が夫とのしがらみを断ち切った直後。数ヵ月後、なんで夫と一緒で一家団欒楽しく暮らしてますのシーンなんだ! その間、何があったのか一切説明なし。なぜだ! ジャンキーの義弟が少なくとも家族のために戦ってた(?)ヤツが、ひとり悪者なりゃ解決なんか? ・・・で、「ビヨンド・ザ・マット」。暴露モノだと思ってると。肩透かし・・・かなあ。家族をテーマにしたNHKスペシャル三本立てを見た感じ。はからずもミック・フォーリーのエピソードで涙してしまった。いい家族だなあ。 反対にジェイク・ロバーツ。かつてのスターも落ちぶれ、家庭も崩壊、その日暮し。で、そのジャジメント・デイに、別れた妻の娘と10年ぶりの再会。もうほとんどニル・バイ状態。切ない。せつな過ぎる。さらにエンディングでは現実はこれほどむごいという「その後」が語られてしまう。そう考えると「ニル・バイ・マウス」のラストはああやってファンタジーにしてしまわざるをえないのかな、と思ってしまったYo。 けんどさ、チケット取れなかったんだよー! ロック様が見たいみたーい! 三鷹の森のダフ屋でもいいからプリーズ!
2002年01月28日(月)
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