結婚と不倫と離婚の間
蒲公英



 週末別居

「週末婚」と言うドラマがどこかにあったが、今、うちは「週末別居」状態だ。

平日は、夫は家族がまだ寝ている間に出勤し、家族が寝静まった後に帰宅する。
なので、平日は、その気になれば会話する事も顔を合わせる事なしで過ごせる。
なので、私は自宅にいて少しずつ引越しの準備などしている。

が、週末は1日中顔を合わせていなければならない。
これは滅法辛い・・・
なので、私は、間借りした、友人のアパートで過ごしている。

2003年02月17日(月)



 バレンタインデー

去年のバレンタインデーには、夫にチョコをあげなかった。
一昨年もあげてない。
今年も当然、、、と思って、今日の今日まで準備していなかった。

職場の義理チョコを買い忘れ、夕方慌てて買物に行った。
すごく込んでいて、面倒くさくなってきた。
けど、日頃お世話になっている職場の方々に、やはり感謝のチョコを渡さねば、、、と思い、物色する。

感謝の気持、、、

ふと、夫の事を思った。
夫として娘の父親として一家の主として、不満は一杯あり、この人と一生を共にするなんて嫌だと思い、今は、1日も早く別の人生をと思うけれど、それでも、、、
縁あって一度は結婚をし、8年間共に暮らしてきた人だ。
多分、今年が最後のバレンタインだ、と思ったら、
「今までありがとう〜」の感謝のチョコを贈りたくなった。

娘は週末に手作りしたチョコをお父さんに渡した。
私も、小さく「(今まで)ありがとう」と言ってチョコを渡した。
(今まで)と言う言葉が聞こえたどうか分らなかったが、夫は、神妙な面持ちでチョコを受け取った。


2003年02月14日(金)



 またもや逃避?

結局、出張から帰って来た夫は、「疲れた〜」と言って、何の話し合いもせずに寝た!

2003年02月06日(木)



 いないよりまし

私の母の姉、つまり、私の叔母は、結婚して10年ほどで未亡人になった。
そして、その後何十年も女で一つで二人の子供を育てた人だ。

母は時々叔母の家に遊びに行き、父の愚痴なども聞いてもらっている。

ある時、叔母は母に「そうやって、喧嘩したり文句いったり出来る相手がいるだけでも、一人きりよりはずっと幸せだよ。」と窘められたそうだ。

・・・・・

私が昨日、夫の帰りが待ち遠しかったのもそういうことなのかな?
と、ちょっと考えてしまった。
離婚して、本当に一人きりで子供を守って行かなければならない、となれば、やはり寂しくてたまらない日もあるだろう。
そうしたら、あんなに嫌だった夫でもいないよりはいた方がまし、とか思うのかな・・・?

けど、叔母の場合、叔父は事故死だった。働き者の良い旦那さんだったらしい。
きっと、だからだよ。と思う事にしよう。

2003年02月05日(水)



 夫の帰りが待ち遠しい

昨日夫は泊まり掛けの出張で留守だった。

私は何故か酷く落ちこんだ。
昼間、仕事をしている間から気持が沈んでいた。
帰宅したからもずっと気だるかった。

こんな時は、身体を動かすのが一番と、引越しに備えて子供部屋の片付けを始めた。

壁際にも掃除機を当てようと、整理タンスを動かしてみると、、、
3才くらいの時の娘と夫と、ほっぺをくっつけあって笑顔の二人のプリクラが出てきた。

・・・

さら、落ちこんだ。

これで良いのか・・・

「お父さんよりお母さんが好き!」
「お母さんがいてくれればそれで良いよ。」
そう言ってくれる娘だが、やはり父親となれば血を分けた夫が一番なのではないか・・・

私にも娘にも愛情が薄いと思える夫も、彼なりには一生懸命気を使って努力しているのだろう・・・
それなのに、何もかも奪ってしまって良いのか・・・?
そんな権利があるわけはない・・・

何をやっても落ち込みは酷くなるばかりなので、早々に就寝した。

今朝、目覚めて、私はすっかり元気になっていた。

今夜、夫が帰って来るのが楽しみな気さえした。

何故・・・?

今、娘と自分の二人分の夕飯の支度をしながらも夫の帰りが待ち遠しい。

何故・・・?

帰って来たら、夫はなんと切り出すだろう・・・

昨日、夫が家を出てすぐに夫からメールが届いていた。

「帰ったら話し合いましょう。」と。

今更、私には話す事などない。が、夫が私に聞きたい事があるなら、すべてきちんと答えたいと思う。

待ち遠しい。
夫の帰りが待ち遠しい。

私は多分夫と話したのだ。
いや、夫に話したいのだ。

私がこの7年間、いや、出会った頃からなら11年間、どんな思いで過ごしていたのかを。



2003年02月04日(火)
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