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■ 死者をそばに
【“死者の声”を録音する検知器、娘を亡くした父親が開発・販売】
アメリカの、娘を亡くしたとある男性が、死者の存在を検知でき、死者の声も録音できるという装置を開発したらしい。
肉親を亡くして悲しむ人に役立って欲しいと希望を話しているとのことだ。
すごいと思う。 もし私が大事な人を亡くしたら、この機械、買うと思う。
けれど、もしこれが本当だとして、 死者は本当にこの世を離れることができるのだろうか。 生者はなくしていったものに執着を持っている。 死者はどうだろうか。 死して、生きている肉親とコンタクトが取れると思ったら、どういう行動を取るだろうか。
成仏という考え方を持ってくるならば、 過ぎた干渉は死者の成仏の邪魔になりはしないか。
けれど、この世にあるものはすべてこの世に生きているもののものだから、しかたないといえばしかたないのか。 結局は自分のためにしか生きられないから、しかたないか。 死者は、結局のところ、死者ということか。
いつか現れるだろうか。 『私なんかに構ってないで、そんな機械さっさと壊して自分の生活をまっとうして、私を解放しなさい』 と、霊から叱られる、人間が。
2012年05月07日(月)
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