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■ 待つことは、待たせること
そのドクターは、多くの患者を囲い込みすぎた。
そのドクターにオペしてもらわなくても、助かりそうな疾患の子。 けれど両親は、万全を期したいから、と、そのドクターの元へいく。 それは一人二人なんてかわいい数字ではない。
その子たちのオペをし、経過を診ている間に、症状が悪化する術前の患児がいる。 悪化した状態でオペをする。術後なかなか早く回復しない。 そしてまた手術を待つ子ども達が増える。
ほかの病院やドクターだってできる、はやくに処置できたかもしれない児を、囲い込んで待たせる。両親もそのドクターを望んで、さらにその後にオペを待っている児を、ドクターのオペから遠ざける位置に入り込む。
息苦しい連鎖がやまない。
何が悪いとか、いいとか言っているのではないが、 ただそこには、 そういう事実がある。
2010年07月30日(金)
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