脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 はじまりの幕を



ごめんなさい と同時にしか思えない 好きな気持ちは
焦がれたら焦がれるほど、ただ苦しくなる。

どうして と同時にしか思えない 好きな気持ちは
想えば想うほど、涙がいくらあっても足りない。

舞台にその人をあてがったのも自分で、
その舞台に幕をおろすのも自分で、

ただそれは、
何の益もない小さな話が始まって終わったにすぎない。


そこに残るのは、舞台を片付けるのがへたくそな濡れ鼠。

何が一番哀しいって、
その舞台が世界だと思ってしまっていたこと。
そしてその出口を知らないこと。

どうぞ、いつまでもお片づけを
片付けなくてもいいと気付くその日まで。
気の済むまで、涙のかわくまで、
台本が見つけられなくなるまで、
お片づけをしておいでね。

そしてその暗い舞台館の扉をあけて、
目がいたくなるほどに眩しい外に、出ておいで。
はやく、出ておいで。


きみが見るべきものは、
本当はもっとたくさんある。


涙は拭いて出ておいで。
ちゃんと外を見るために。


2008年06月28日(土)
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