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■ 循環
心臓から送り出された血液は全身を巡り、 再び心臓に帰ってくる。 寿命のきた赤血球たちは消えていき、 新たな赤血球が生まれる。 大循環のなかに、見える小循環。
お金もモノも、人から人の手へと渡り、 持ち主がなくなれば新たな持ち主へと渡り、 結局はこの世界をぐるぐる廻っている。
私達は何処かからやってきた何かしらの恩恵を受け、 その度に新たな気持ちを抱き、 やがてはそれらを廻していく。
生まれてくるこの身体も、 この魂も、 まるで雨のようにそらから授かり 地上に降り 大地に染み込んだあとは また、そらへ還っていく。
ひとつの星が尽きたあとも、 そこに残った残骸が 再び 新たな星のもとになる。 欠片はひとつの新たな星に集約され、 完成された星になっていき、 また 尽きていく。
誰かが、完全であれば球体は物体として完全の形であるといった。
この、全てを支配する、そこに厳然と存在する「循環」のルールもまた、 球体のようなものであるのかもしれない。
まわり まわる この 全宇宙共通
そこにはたくさんの『環』が視える
小さな環、大きな環がさまざまな場所で、ときに互いに交差して
廻りあっているのが視える
もし「宇宙創世記」なんていう教科書や本があれば、 きっとその本の目次にはこんな章があるはずだ。 「第一章 循環」 と。
だけどきっとそのルールは
宇宙だとかそんな範囲にとどまらない。
2004年09月17日(金)
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