きみはボクらの宝物
小悪魔研究所



 やっぱりちょっと心配

本日の担当:ユキリン

幼稚園からの帰り道、Rinが気になることを言った。

「あのね、今日ピンク組さんにいっぱい叩かれたの」

ピンク組さんとは年中さんのことだ。
ものすごくぎょっとして驚いたのだけど、
しつこく聞き出すのもマズイかと思って
時間をかけて聞き出した。

するとどうも、
キモリ(ポケモンのキャラ)を好きだという
年中のお兄ちゃんがいて仲良く話していたのだけど、
どういうわけか叩かれたと。
それも何度も。
でもってRinは泣いたらしい。

一応翌朝先生と会ったときに相談したら…
「気をつけて見ておきます。
 誰だかわからないのでその子さがしてみます」とのこと。

親としてはやはり叩かれたというのは心配。
周りのお母さんからは
「Rinちゃんフレンドリーだからねぇ」
なーんて言われたけど、
フレンドリーっつっても叩かれたり、
はては誘拐されたらたまらない。

それから約1週間が経ち、
ある日の帰り道にRinが言った。

「あのねキモリのお兄ちゃん見つかったの。
 名前はコウ君って言うんだって。
 でね、ゴメンネって。もうしない、仲良くしようねって」




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心配して損した〜〜〜〜〜。

2004年05月31日(月)



 優しい人が好き

 「てんちょ〜」がやって来た。
 いや、他にも友人は遊びに来ていたのだが、色々と訳があってSizが実際に顔を合わせたのは「てんちょ〜」だけだった。
 「てんちょ〜」は銀座だったり浜松町だったり成城だったりで、喫茶店の店長をしている。
 いや...していた。
 この春に会社を辞めたので、今はただのフリーターだ。



 Sizは「てんちょ〜」が大好き。
 彼は男の人の中では彼女のことをとても丁寧に扱ってくれる部類に入る。
 彼のお店まで行くと、美味しいケーキが食べられる。
 彼とデートに出掛けると、知らないところへ連れて行ってくれる。
 色々な理由があるのだろう。

 この日は私とkinaと彼でSizのことを幼稚園まで迎えに行った。
 いつもはkinaだけしか来ないのに、この日は3人も来ていてSizは照れくさいやら嬉しいやら。
 もうそのハイテンションぶりは見事だった。
 午後のお茶の時間に世話を焼き...。
 食事に行っても世話を焼き...。
 私と彼に手をつないでもらって表を歩き...。



 駅の改札まで、いつものように見送りに行った。
 「てんちょ〜、ばいばい」
 Sizは私に抱き上げられて手を振り、彼の頬にキスをした。
 「おう、またね」

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 直接対決の日は来るか。

2004年05月28日(金)



 釣りのえさ。

本日の担当:kina
 
 ここのところ、家の中の物を買うのに、一日中でかけている。
 幼稚園から帰ってきたSizも連れ出してその日何度目かの買い物に出掛ける。
 
 Sizにとって雑貨屋さんは魅惑の楽園らしい。
 
 アクセサリーや観葉植物、ぬいぐるみ。
 うっとりしたまま足が止まるので、勝手にできていいときもある。
 
 あるけど。
 
 それらからSizを現実に引き戻すのはかなり大変なのだ。
 お菓子でつり、ジュースでつり、絵本でつり。
 
 毎回こんなんじゃいけないと思うけれど、お買い物の最後はやっぱり夕食の買い物なので、Sizが選んだものが必ずひとつはかごに入ってしまう。
 

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2004年05月26日(水)



 モノの見方

本日の担当:銀吟

我が家は“床に座る”生活で
いわゆる“椅子に座る”生活ではない。
食事の時も畳の上に座る。

Rinは長座の姿勢、ボクはあぐらをかいていた。
おもむろにRinが言う。




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なるほどなあ、と感心してしまった。





2004年05月25日(火)



 コロコロ・・・

本日の担当:ユキリン

光陰矢の如し。
あとたった10日で
我が家のおチビGakuも1歳になる。
もちろん2日違いの誕生日のRinも4歳に。

Rinは1歳のお誕生日で歩いていたけど
Gakuはどうも無理そうだ。
つたい歩きも出来るけどもっぱらハイハイで移動。
それもまたものすごく早い。
階段の昇り降りも出来るので目が離せなくなっている。

男の子だから?なのかどうかは不明だけど
ミニカーなど車輪のついたものが大好きで
コロコロコロコロ…日がなやっている。
小さな車を転がしてすべり台の坂を登らすのが
お気に入りの遊びのよう。






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大きなものでもコロコロしたいようだ。




2004年05月24日(月)



 本人にも思うところがあり

本日の担当:SHY

 昨夜、私が家に帰るとSizが小さな封筒を嬉しそうに掲げて見せた。
 「あやのちゃんからもらったの」
 「あやのちゃん」が絵を描き、それをお母さんが封筒に入れて名前を書いてくれたのだ。
 ...でもSiz、「あやな」って書いてあるよ?
 それにね、Sizがお返事に書いたリンゴの絵をどうしてパパがハート型に折って、「あやなちゃんへ」って宛名を書いたりしないといけないの?


 そういうことは


 ママに頼みなさい。


 kinaにはまんまと逃げられた。
 そういうことをするのが嫌いなのではない。
 そういうことをしている自分を想像するのが嫌なのだ。

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 Sizの髪は生まれてからまだ1回も切っていない。
 最近ではずいぶん伸びて、彼女自身もそれをとても気に入っている。
 出掛けると、髪を縛るゴムを買ってもらうのを楽しみにしているようだ。
 それは、いい。
 だが、この前kinaが気まぐれで買ってきたトリートメントをしてやったところ、コンディショナーには見向きもしなくなったのはどういうこと。
 「こっち、やだ」
 「なんだと、こら〜〜〜〜」
 父娘のバスルームでの戦いが始まった。

2004年05月20日(木)



 今月はぼたん。

本日の担当:kina
 
 Sizの幼稚園でも保育時間のあとの課外活動がある。
 お茶とか、英会話とか、スポーツクラブだとか、一輪車だとか、日替わりで。
 よそから来る先生の場合はお月謝。
 幼稚園の先生が見てるときは、延長保育料におやつらしい。←実際にしたことがないからよくわからない。
 
 この前は一輪車プレイなるものがあったらしいのだが、どうやって参加したらいいのかわからず。買い物帰りに参加した子達と会って、少しお話を聞いた。次回はかならずっっ。
 ...しかし、5時までSizが帰ってこないのか。やりたい放題だな、私。
 
 そして、月一回、茶道教室。
 こちらはSizも参加中。
 いいのか悪いのかわからない(多分駄目。プリントにそう書いてあった)けれど、まあ早めに迎えに行って見学している。
 15人くらいしかいないんだけど、ホールにゴザをしいて、いっちょまえに掛け軸なんかもかかっていて。
 一人ずつにお茶碗が配られて、
「おてまえ、ちょうだいします」
なんて挨拶したり、お茶碗まわして飲んでいるのが見られた。
 年長さんくらいだと思うのだけれど、男の子達はなかなかに騒がしい。
「まじぃぃ」
とかごろごろしたりとか。
 Sizはと言えば、お友達と二人、ちょこんと座ったまま動かない。隣に座ったお手伝いのおばさんとお友達とおとなしくおしゃべりをしたり手遊びをして見せたり。
「かわいらしいこですねぇ」
なんてほめられてしまってコチラが照れてしまった。
 外面だけはホントにいいな。
 
 しかし。
 騒がしい男の子達を冷たい目で見るのはやめなさい。まったく。
 
 でも、ま。
 ううう〜〜ん、参加させてよかった。
 ちなみに、私が見学を始める前に、お菓子もいただいているそうだ。
 ついでに、2服くらいいただくようで、2服目は自分で茶せんを動かしていた。なんせマイ茶せん持参なのです。
 
 
 勉強ができるようになって欲しい(徒歩圏の高校に通ってもらいたい)とか、かわいらしく育って欲しいとか欲を言えば色々でてくるけど。
 とりあえず、お行儀のいい子になってもらいたいなぁ。

2004年05月19日(水)



 大好きな人

本日の担当:ユキリン

幼稚園に通い始めたけど
もちろん週一のスイミングもまた、
Rinの楽しみな時間らしい。

スイミングスクールのS先生。
彼女はどうやらRinのことが好きらしい。
…というのが上から見ていてよくわかる。
ひいきとかそんなんじゃなくて
人間同士気が合うんだろうな、と思う。
たとえ子供と大人でも。

それが伝わるのか、
RinもまたS先生が大好きだ。
人間関係これって重要。基本である。
まぁ、Rinの場合
基本的に嫌いな人なんていないのだけど。

さて最近のRinは
スイミングスクールに行くとヘソを曲げてる。




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早く4歳になりたいと騒ぐけど、あと少しだ。

2004年05月17日(月)



 それぞれがそれぞれに

本日の担当:SHY

 「パパは〜会社、わたしは〜幼稚園、ママは〜おうちのお仕事」
 毎朝、Sizは家族のスケジュールを確認する。
 幼稚園に行き始めたことで、それぞれの役割があるということに意識が向くようになったのは良いことだと思う。
 彼女は今まで自分の存在をどのようにも捉えていなかっただろうから。
 私達3人は、1つのチームなのだと彼女は理解し始めている。



 kinaは私に家にいてもらいたがる。
 少しでも私の具合が悪かったり、仕事が空き気味だなどと口にでもしようものなら次に出る言葉は決まっている。
 「休んじゃえば?」
 最近は、Sizがこれに敏感なのだ。

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 誰も休むとは言っていない。

2004年05月13日(木)



 そうきたか

本日の担当:kina

 Sizが風邪引いてダウン〜。
 ついでに私ももらってダウンダウン〜。
 なんてのんきなことを考えている間にSHYも会社でダウンダウンダウン〜〜。
 
 お馬鹿なことを書いているのは熱のせいさっ。
 
 
 というわけで。
 昨日は一日お布団の中。
 気がつけば、お母さんといっしょが始まっている。
 そして隣の布団には誰もいない。
 
「Siz?」

 ああ、テレビ見てるのね。私より早く起きたのね。
 しかし、その後姿からは不穏な空気。だって、おしりの横にはお菓子の袋が。

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 いや、嘘つくなって。ばればれなんだってば。

2004年05月12日(水)



 楽しい園生活

本日の担当:銀吟

ボクは平日休みが多い仕事なので、休みの時は
ボクが幼稚園へ送っていく。(迎えはユキリン)
入園して1ヶ月ほど経つが、どうやら楽しく
園生活を送っているようで、なにより。
教室の前で「いってらっしゃい」と見送っても
「じゃあね!」とだけ言ってさっさと部屋に入っていく。




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はたして20年後、彼女はどうなっているのだろうか?

2004年05月11日(火)



 この時期…

本日の担当:ユキリン

Rinが幼稚園に通いだして早1ヶ月近く。
新しいお友達も増えて毎日元気に通っている。
年少さんもやっとお弁当が始まって
お迎えが遅くなって楽になってきたんだけど、




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そういう時期なんだろうけど、少々困りモノ。
幼稚園の送迎はもちろん、スイミングだって、
はてはトイレだってどこでも一緒。
ちなみにRinが居てくれると全然違う。
お姉ちゃんと遊ぶのに夢中になる。

一人幼稚園に送り出しても、決して楽できない母でした。


2004年05月10日(月)



 父の人気度

本日の担当:銀吟

Gakuはボクが仕事から帰ってくると
姿を見るなり抱っこをせがむ。
ちょっと抱いてやった後、着替えようと
彼を置いて、部屋を出ると大泣き。

まあ、子供が寝ている時間に仕事へ出かけ
そのまま泊まり勤務を経てうちへ帰る頃には
彼らは昼寝…なんてこともあるので
たまに顔を合わせたときに、こんな風に
寄ってきてくれるのは、父親としては嬉しい限りだ。

だが、最近はその傾向が微妙に崩れつつある。
いかなる時でもママにベッタリ。

Rinが一言。




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子供の言葉は時に残酷だ。


2004年05月04日(火)
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