2007年05月31日(木) |
GAKU、天に召される
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弟が営む『薪ストーブ専門店中村工房』のスタッフ、ゴールデンレトリバーのGAKUが本日早朝に天寿を全うした。
思えば、弟が湯之谷へ帰ってきて最初にとりかかったことは、自分の家を建てることと犬を飼うことだった。
GAKUは、6ヶ月に満たない子犬のときにやってた。来たばかりの頃は、小さくて縫いぐるみみたいで、でっかくなるということが信じられなかった。
また、うちの長男が2歳(?)の頃、GAKUの足に噛み付いてしまった。大きくなった後も、GAKUは長男を見ると怖がって逃げるようになった。
大きくなってからは、長い毛足に落ち葉をくっ付けながら裏山を走り回ったり、夜中、畑に現れた狸や狐に向かって吠えまくったり。弟家族が留守のとき餌やりに行くと、遊び道具を口にくわえ大きく尻尾を振ってきて、一緒に遊ぶことを促してきた。
でかくて可愛いヤツ。
何年か前から目がほとんど見えなくなっていた。耳もほとんど聞こえなかったようだ。さらに、今年になってからは足が弱って立てなくなっていた。
そんなGAKUを弟は抱きかかえ、工房の中のねぐらに入れて、餌を口元に持っていって食べさせていた。
ほとんど毎日同じ景色を眺め、変わり映えのない生活だったけど、それなりに大事にされていたように思う。きっと、幸せだったよね?
GAKU、今までありがとう!
都内某有名私立の初等部が田植えツアーでやってきた。良家の子女が通っていることで知られている学校である。
ツアー参加の児童が田植えをするのは、山あいの7畝ほどの小さな水田である。特に今年は、国の農業政策から大きな減反を強いられているのだが、彼らの田植え体験のために準備が整えられていた。普段触れることのないであろう本物の土を踏みしめ田植えをすることで、何かを感じ取ってほしいという関係者の願いもあったと思う。
しかし、・・・だ。
そんな田舎者たちの願いなんて、まったく届いていないのだ。
彼らが会場に着くなり、田植えの前に昼食の時間が設定されていた。
そこで、見た光景は、とても酷いものだった。
用意された昼食に群がるのは良い。走り、はしゃぎ食するのも良くある。餅をつく臼杵の周りに人垣ができたかと思うと、できたての餅を振舞う場所へ列が移動するのも微笑ましい光景である。
私が憤ったのは、そんな賑やかな会場の片隅に設けられていた『残飯入れ』の中身である。
それぞれが食べることのできる量だけを持っていったはずなのに、手付かずのお握り、特製ソーセージが豚汁に浸されていたのだ。さらに、残飯入れの傍らに立ち、食べ物を捨てていくことを何も咎めない都会から来た大人たち。極めつけは、自ら残飯入れに手付かずのお握り、餅、豚汁を捨てる女性引率者。
この学校のHPを見ると、『心豊かな全人間的な基礎作り』を教育目標に『良い学校』づくりをしているのだという。
冗談はよしてくださいよ。
以前にも増して階級が固定化されやすい現在、彼らが日本のトップとしてご活躍されることも多いと思うのだが、日本の将来は大したことないね。
高速バスから降りてただいま到着。採血室の前で更新中。本日も採血室は激混み。
直接病気とは関係ないと思うんだけど、十日ほど前からの風邪(?)で咳が止まらない。
前回の診察以来、蕁麻疹、咳、そして四十肩(笑)
まったく弱々しい。
今日の検査結果はいかがでしょうか。
書こうか書くまいか。
気が付くと、右肩の稼動域が随分と狭まっていた。
肩のことは野球のピッチャーに聞け!ということで聞いてみると、それは四十肩だろうとのこと。
動かさないでいるともっと酷くなるらしい。半年から一年は回復しないらしい。
ということで生活スタイルがサウスポー化しつつある今日この頃。
ようやく勤務終了後に医者に行けた。(この事実があれば彼女の気持ちも少しは落ち着くことだろう。)
検温、聴診の後、血液検査とエックス線。
もう一度診察室に呼ばれ行くと、先生いわく、
風邪は炎症反応も出ていないから大丈夫だけど、血、薄いねえ〜 精密検査したほうがいい。
と言われてしまった。
そりゃ薄いさ。再生不良性貧血と診断されているんだし、来週は大学病院へ定期通院だし。
ということを説明して血液検査結果を覗いてみたら、まぁまぁの数値。PLT5万くらい、RBC300くらい、WBC2千くらい。いわゆる中等度の入り口だな。長い病歴の中で、これよりも酷いときはよくあったから、平気。
それより、風邪のこと心配してくんない。声が出ないんですけど。
また怒られた。
うちの奥さんは相当な癇癪持ちで、週に数回は小爆発を起こす。
ゴールデンウイーク前にも中規模の噴火を見たばかりだったが、本日も帰宅直後にそれはやってきた。
だいたい、自分の思い通りにいかないと、人は多かれ少なかれ不機嫌になるものである。そして、興味の対象の幅が広く、深い関心を持つ人ほど、どうしても些細なことに目くじらを立てるものなのだ。
長いものに巻かれたい俺とは、根本的に人間が違う。
今はじっと耐え、波風がこれ以上大きく立たないよう、静かにしていよう。我慢、我慢。
もう何年か後、俺がくたばってあの世に行くとき、そのときの季節は間違いなくゴールデンウイークの期間中だな。
季節の変わり目で気候の変化が激しく、敏感デリケートな俺の身体を崩壊させてくれる。
今だって、硫安原因の鼻デキモノ、蕁麻疹、さらに風邪。
年齢を重ねれば重ねるほど、気力は萎えるし、この世への未練(食欲、性欲、物欲)は減るばかり。
今、唯一の生き甲斐といえるスキーのシーズンだって終えてしまうこの季節。
新緑に後顧を託し、残雪のように静かに消えていこう。
【Referer】
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