昨日の早朝の興奮がまだ冷めていない。オリンピックのアルペンスキー競技男子スラロームで日本人選手が２人も入賞したのだ。競技の歴史、成熟度から考えて、この快挙はもっと多くの人に関心を示してほしい。マスコミにももっと取り上げてもらいたいと思うのだが、日本ではマイナー競技。どうしても影が薄い。

　それでも、皆川賢太郎選手、佐々木明選手、湯浅直樹選手の活躍は、人々の目に触れることができ、少なからずアルペンスキーのファンを増やすことができたと思う。放送を見ていた人はきっと思ったはずだ。ヤツラは凄い、カッコイイって。

　だが、忘れてはならない。そんなカッコイイヤツラの他にもう一人、オリンピックに出場していた選手がいたことを。生田康宏選手が一本目のレースに続き、二本目も失敗し、滑り越した旗門を登っていたとき、確信した。チームなんだと。オリンピック代表のみならず、代表から洩れた岡田利修選手やその他の選手のみならず、おこがましいけれど、私自身を含めて生田選手が登っているあのシーンを見ている人すべてがジャパンチームなんだと思った。みんなの思いが生田選手を登らせているんだと思った。生田選手、よくぞ登ってくれた。

　ジャパンチームは強くなった。チームとして誰が出てきてもおかしくないようになった。今回、佐々木選手が失敗したときにゴールラップを守っていたのは、湯浅選手※だった。佐々木選手の失敗によって皆川選手の二本目が多少硬くなってしまったのかもしれないが、チームとして勝ち得たダブル入賞を素直に喜びたいと思う。やったよジャパンチーム！そして、みんなで次を目指そう！

※佐々木選手が失敗したときにゴールラップを守っていたのは、湯浅選手

　ビデオで見直したら間違っていた。湯浅選手は、佐々木選手が滑る直前にコステリッチに抜かれていたのでした。訂正します。

トリノオリンピック男子スラローム。皆川賢太郎選手、4位。メダルまで3/100差。本当に惜しい。でも、素晴らしい。
さらに湯浅直樹選手が7位入賞。
佐々木明選手ももったいなかったが、今回のアルペンジャパンチームはやはり史上最強だった。
日本のアルペンスキーは確実に次へのステップを踏んだ。アルペンが熱い。日本は変わる。

　スケートの荒川静香選手の金メダルでオリンピックが熱い。アルペンも女子スラロームで瑞枝選手が素晴らしい滑りを披露した。男子スラロームでは、皆川賢太郎選手、佐々木明選手がともに第一シードでスタートするというオリンピック史上初の快挙が見られることになる。湯浅直樹選手もＷＣシングルに入り直前のＦＩＳレースでも調子を上げてきた。果たして、アルペン界の悲願は成就されるのか。

　さて、そんな中、長野の戸狩スキー場で行われている学生オープンスキーチャレンジ「THE　NIPPON」の初日のスーパーＧで、我らが星雄太選手が優勝した！二本制で行われたこのレースで、雄太選手は二本ともラップ。さすが。ナイターではスラロームしか練習していかなかったが、インテリジェンスな攻めというキーワードを理解してもらえたかな。三冠目指してもらいたい。

■戸狩スキー学校（pdfでリザルト出てます）

　とうとうこのときがやってきた。

　星瑞枝選手の出場するトリノオリンピック女子スラローム。私たちは、下折立公民館に集まり、イタリアのセストリエールへ向け声援を送った。

　一本目。43番スタートの瑞枝選手。スタートからいいリズムで攻める。板が横にならない。いい感じだ。ややズレもあったが板のバタつきもなくスピードに乗る。ゴール。

　なんと、ちょうど30位だ。

　現在のルールではフリップ30と言って、一本目30位の選手が二本目１番スタートとなる。アルペンスキー競技はスタート順が重要で、コースの荒れない早いスタート順ほど有利である。続く選手が追い越さない限り、一本目の一番スタートは瑞枝選手となるのだ。

　当然、下折立公民館に集いし瑞枝ファンの面々は大興奮だった。

　しばらくすると、現地、セストリエールのスタンドに陣取っているはずの瑞枝パパから電話があった。
　『寒いから一旦帰ってきたけど、30位確定？』
　「ばっちり。素晴らしい滑りでしたよ☆」

　星家、関塚家合同応援チームは、セストリエールのアパートを借りて大会期間中の宿舎にしている。そして、女子スラローム、女子ジャイアントスラローム、男子スラロームのチケットをゲットしたのでそれぞれ観戦してくるのだ。

　ところで、今回、関塚真一さん（真美選手のお兄さん）の応援衣装に注目していたのだが、夕方のレースかつ濃霧のためテレビ画像では確認できなかった。真一さん、ごめんなさい。多分、スタンドを遠目に引いた画像が映し出されたんだけど、画面右上に日の丸が振られていたようなので、あそこらへんに陣取っていたんではないかと思うんだけど・・・。

　さて、一本目と二本目の間隔が一時間半くらい開き、会場は小休止。

　トリノ画像は、距離スキーのスプリント。この競技、すげえおもしれぇーーー。まさに見せるスポーツだな。競輪みたいな駆け引きもあるし、ギャンブル性ばっちりで、今後クロス競技などと同様に人気が高まっていくのではないだろうか。やっぱり採点競技よりもヨーイドンの駆けっこの方が分かりやすくていい。J-Sportsでもch.306だったかでやってたような・・・。今度、確かめてみよう。

　そして迎えた二本目。

　瑞枝選手、一番スタート。スタートからリズムに乗って・・・。みんなが祈った。旗門をクリアするたびに、『よし、よし、よし、・・・』と繰り返す。途中、一箇所バランスを崩すと、ため息が。でも、体勢を立て直した。スピードが落ちたわけではない。大丈夫だ。その後は、どんどん攻めていってゴール！

　会場は大歓声。

　画面には瑞枝選手が大写し。笑みを浮かべ手を振る瑞枝選手。

　再び大歓声。

　やりましたよ。やった。初五輪の大舞台でベストラン。本当に良かった。

　再び、現地の瑞枝パパと電話。
　『霧が深くて、全然見えない・・・。』

　なんと、観戦スタンドからは全く何も見えない状態なんだとか。でも、現地会場はとても盛り上がっているらしい。

　もちろん、下折立公民館観戦場も大盛り上がり。続く選手の滑りに一喜一憂。

　そして、最終着順は27位。日本人最高となった。

　こうして、トリノの星は輝いたのだった。


※新潟県内にお住まいの方へ

　昨日のテレビ観戦会の模様が放送されます。
・番組名　ＮＴ−２１　「Ｊチャンネルにいがた」
・日　時　本日２月２３日（木）１８時１７分〜１９時００分の間

※他にも放送されたようです。

　ＮＨＫ、ＮＳＴ、ＴｅＮＹ

■アルペン　星　20歳のホープ自信つかむ
S P O R T - N I P P O

「いつもと違って、楽しむことを先に考えた」という星瑞枝（日体大・上越高出）。初の五輪でレースを終えて、引き揚げてくる顔には笑みが浮かんでいた。 ...

　トリノオリンピック女子スラロームのスタートリストによれば、星瑞枝選手は43番スタート。セストリエールのコースはラップタイムが40秒前後。一本目、どれくらいのタイム差につけられるか。

　法被と日の丸小旗を持って、下折立公民館に集合です。

→スタートリスト（http://www.fis-ski.com/pdf/2006/AL/5727/2006AL5727SLR1.pdf）

　搭乗手続きが終わったばかりの隆市さんから数度着信があったのに気付いた。

　返信電話をかけてみると、

　『海外で使える携帯電話を借りたから・・・』

　おおお！・・・ってことは、つまり、明日のレース中に電話で話をすることも可能だということなのだな。会場で実況しちゃいますよ、私。

　明日、２２：３０に下折立公民館（１本目競技開始 ２２：４０〜）に集合、ヨロシク。

トリノオリンピック女子回転【NHK BS1 BShi】22:40〜

　星瑞枝選手、ドイツ・ガルミッシュで行われたヨーロッパカップのスラロームで10位に。ポイントも14.43をゲット。スゴっ。

　オリンピック本番目前で調子アップかな。

　本番はいよいよ明後日。

　楽しみ♪

　テッド・リゲティ（USA)。実は1984生まれ。なんと、タカヒロと同年生まれなのだ。Ted Ligetyは、今シーズンに入ってちょくちょく名前の出てくる選手。LIGETYの読み方が人によってリジェティ、リガティ、リゲティなどに分かれている。ま、日本語カタカナ読みの限界なのだろうが、本人的にはリガティらしい・・・。
　ところで、このリゲティのスラロームはリカバリーの連続だ。見ている者をハラハラさせてくれる。そして、速い。少々失敗してもゴールを切るととんでもなく速いタイムを出すことがある。いまやナカザワ兄弟のヒーローは、マンフレッド・プランガー（AUT）ではなく、テッド・リゲティなんだという。
　もしかすると、このオリンピックを契機にテッド・リゲティ時代が到来するのかもしれない。まだ21歳だし。
　それにしても、ボディ・ミラー（USA）のスラロームは、凄かった。何もあそこまで無理せずともと思うが、それがボディのボディたる所以。見事な片ハンでオリンピックを盛り上げてくれた。
　そして、ベンジャミン・ライヒ（AUT）。今シーズン絶好調な滑りなのだが、ワールドカップで失敗続き。トリノオリンピックアルペン複合スラロームでも失敗。無冠の貴公子となるのか。
　この二人は、きっと後半に盛り返してくるはず。トリノオリンピックからますます目が離せない。

　平沢岳さんのブログに小林日向選手が載っているのを発見。

＞＞＞スキーヤー GAK ブログ : ウィーン経由トリノ行き

　トッポリーノの大会でどんな活躍を見せてくれるか、とても楽しみ。

　瑞枝選手は、オリンピックはＳＬのみでＧＳは出場しない。帰国後、ジャパンシリーズに出場の予定。

　『星瑞枝ファン』ブログが一時休止中なので、こちらで。

　瑞枝選手が出場する女子スラローム。観戦会の案内です。当日、ＮＨＫとＢＳＮの取材もあります。

　ついに、第20回オリンピック冬季大会がイタリアのトリノにて、開幕しました。
　７競技・84種目、85の国と地域から2,500人の選手が参加し競技を繰り広げます。
　そこで、『星 瑞枝』後援会 ふるさと応援団では、200インチの大画面でテレビ観戦会を行います。
　皆様、多数のご来場をお待ちしております。

日　時　２月２２日（水）２２：３０〜

会　場　下折立公民館（１本目競技開始 ２２：４０〜）

【BS1：BShi】
回　転　２月２２日（水）２２：４０〜
※ 現時点での出場予定種目です。

　ミズノカップ（八海山麓スキー場）で、チカが初の入賞となった。パチパチ

　スタートしてすぐの急斜面の荒れが気になっていた。だけど、難なくクリア。ゆっくりだけど確実に進歩している。

　トップのナツキとは約７秒差である（前年の同じレースではなんと１４秒差）。この差をこれから１年に１秒詰めていくとして、７年後！の高校３年生の頃に追いつけないかな・・・。

　次も頑張りましょう。

ミズノ杯ジュニア大回転競技会
S P O R T - N I P P O

（南魚沼市営八海山麓スキー場）

【男子】
▽小学３年以下
（１）中沢優（湯之谷ＪＲＣ）　　５９秒６９
（２）田川（大泉学園緑小）
（３）高野（石打Ｊ）
▽同４年
（１）神田直樹（三川小）　　　　５９秒６５
（２）山田（湯沢町Ｊ）
（３）橋本（胎内スキーク）
▽同５年
（１）中沢和志（湯之谷ＪＲＣ）　５７秒００
（２）中沢（石打Ｊ）
（３）島倉（小千谷Ｊ）
▽同６年
（１）矢萩聡（湯沢町Ｊ）　　　　５３秒７８
（２）須貝（小千谷Ｊ）
（３）腰越（湯沢町Ｊ）
▽中学
（１）浅井一樹（入広瀬）　　　　５３秒９８
（２）外谷（塩沢）
（３）小野塚（同）

【女子】
▽小学３年以下
（１）森田理子（長岡ＪＡＣ）　１分４秒５４
（２）椛沢（入広瀬Ｊ）
（３）林（六日町Ｊ）
▽同４年
（１）金井円香（大和Ｊ）　　　　５８秒５１
（２）土井（湯沢町Ｊ）
（３）冨永（大和Ｊ）
▽同５年
（１）三富夏季（湯之谷ＪＲＣ）　５５秒８４
（２）飯塚（湯沢町Ｊ）
（３）若月（同）
▽同６年
（１）杵渕千佳（小千谷Ｊ）　　　５４秒５３
（２）風間（湯之谷ＪＲＣ）
（３）今村（湯沢町Ｊ）
▽中学
（１）根津杏奈（塩沢）　　　　　５４秒８８
（２）平賀（同）
（３）森田（同）

　プロのアルペンレースで二人が同時に滑り、大きなジャンプ台をクリアしていくというデュアルレースが全盛の頃、私は小学生だった。

　千葉晴久さんは、当時、オーリンのスキーとハンソンのブーツというアマチュアの世界では耳にしないブランドの用具でデュアルレース界のヒーローだった。

　スキー雑誌の表紙に毎号のように載っていて、その華やかな雰囲気に憧れて。

　その千葉晴久さんが、突然、亡くなったという。

　ご冥福をお祈りします。

■＜スキー＞全国中学大会展望
■決めた！行ってくる。
■隆市さん☆優秀指導者に表彰
■全中男子SL二本目
■【速報】新潟ワン・ツーフィニッシュ！（全中男子ＧＳ）

　＜スキー＞全国中学大会展望
S P O R T - N I P P O

　全国中学校スキー大会が妙高市で行われる。参加選手の健闘を祈っている。なにしろ、中学生にとっては最大のイベントである。出場できなかった選手の分も含め、とことん楽しんできてほしい。

　・・・ところで、２年前の全中も妙高を会場に行われた。その際、私は学校側といろいろトラブった。特に、当時の教頭の行いに腹を立てた。今でも頭にくる。

　その教頭が、今回の全中の引率の名簿に載っているのである。信じられない。２年前は、長女の出場すら無視していたあの教頭が、今回の全中に引率とは。

　良心的に解釈してみたほうがいいかな？＞ワガタさん

【Referer】

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