空のむこうにみえたもの
美空あいり



 Word that can't be said

何度呑み込んだことだろう。
「行かないで」と。
「ここに居て」と。

届かない言葉は心の中で塵となり積もり続けるのだろう。
そこに『愛』が存在するのだろうかと考えてみたが答えは出ない。

家族であればよかったと、友人であればよかったと思う。
何故なら、そこには戻ってくる場所があるのだから。

手を伸ばせばすぐそこにある後姿。
声を掛ければ振り返るであろう君。
笑顔の下に隠す不安を尻目に、今日も想いだけが募るのだろうか。



書けなくなった言葉たち。
迷いの中で生じる感情からは何も紡ぎ出せない。
始まりもないが終わりもないこの道の上で、どこにも動けない私がいる。
また、以前のように心を閉ざしてしまうのだろうか。
これ以上傷つかないように、これ以上苦しまないように。

もうすでに閉じ始めている。
すぐ傍にある幸せと引き換えに、何を手放そうとしているのか。




『言えない言葉』

2005年06月18日(土)



 仕事の愚痴

何がこうさせるのだろう。
周りでどんどんといろんなことが起きている。
私が知らないところで、事件や騒動が起こる。
これが偶然と言うなら、できすぎているとさえ思う。

欲しいものは手に入らず、不要なものが手元に残る。
やりたいことの半分もできず、我慢を強いられる。
誰かの背中を見つめるだけの、そんな毎日。

どうしようもないが、疲れることに違いはない。

2005年06月10日(金)



 不安定な気持ち

最近どうもスッキリしない。

朝から凹むことがあったかと思えば、

夕方には気分が上向いていたりしている。

そして、夜になるとやはりまた凹むのであった。

今日一つ確信したことがある。

傍に居ないことへの「不安」。

私的にはとても珍しいことなのだが、

傍にいないということが、

こんなにも不安定な心を作り出すということを

ココ数ヶ月忘れていたように思う。

ある意味幸せだったのであろう。

そして、今が不幸せなのかもしれない。

近すぎて見えないものがある。

遠すぎて見えないものもある。

結局、どちらも本当の意味で見えていないのだろう。

今日は上手くいかない現状に涙が流れた。

何故だかわからないが無性に泣きたい気分だった。

素直になれない自分がいるのだろう。

伝えたい言葉をどうにか形にしたいのだが、

不器用なのか上手くいかない。




拒絶の恐ろしさを知っているというのは悲しいことだ。

2005年06月07日(火)



 ひとり言

京都に行きたいなぁ。

そう思い続けて、はや半年。

いや、もっと前からそう思っていたかもしれない。

行こうと思えば、行けない事もない。

行かないだけなのだろう。

そう、行かないだけ。

体の疲れと心の疲れが一気に来てる気がする。

最近は「面」になったと思っていたけれど、

それが仇になっているとしたらどうだろう。

「点」のままの方がよかったのではないだろうか。

「点」であれば、誰とも交わることはなかっただろう。

「面」になって知った・・・受け止めることの辛さ。

所詮は「面」なので誰とも交わってはないないのだけど、

時折、面であるが故の寂しさを覚える。

交われない事の苦しさを痛感する。

掴みきれなかった「自由」という名の大空。

今でも追いかけている誰かの背中。

どこまで行けば終わるだろうか。

この場所へいると決めたはずなのに、

心は飛び立つことを求めている。

どこへ行くというのだろうか。

何を探しているというのだろうか。

闇に隠したままの心の欠片を繋ぎ合せたら、

もう、今の私は居なくなるのかもしれない。

何かを犠牲にして誰かを傷つけて、

自分の幸せだけを求めることができるなら・・・

この心の闇を消せるのかもしれない。

中途半端な自由が私を現実に縛り付けている。

年齢と共に積み重ねてきた経験と知識が現実の枠を作り出す。

理性という常識的な自分が暴走しそうになる感情を留めている。

もしも愛する人の傍に居れるなら、

永遠に尽きぬ命と引き換えにその運命を受け入れるのだろう。

一人残される寂しさと引き換えに、

束の間の幸せを手にすることができるなら、

私は残されることの寂しさを受け止めよう。

私だけが残され続け愛する者だけが去り続ける。

どんな哀しみをも受け止めよう。




疲れている。
そう言ってしまえばそれまで。
心が感じた孤独。
傍にあり続ける者への労りを忘れた瞬間。
後悔と無念が交差する。
何をやっているのだろうか。私は。

2005年06月04日(土)
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