というわけで先日息子が生まれた。まだ名前は決まっていない。お腹の中にいるときのニックネームは、らぎ、だったので、今も暫定的にそう呼んでいる。ちなみにらぎの由来は如月の月である。2月生まれなら月子(らぎこ)とか新しくてよかろうという大学時代の会話がもと。本当は3月に生まれる予定だったのに、由来にあわせて2月に出てくるあたり、なかなか賢いやつだと思う。
そんな彼はいろんなものを引き寄せるのが得意。例えば、お召し物。最初に着るおくるみは、当初バスタオルでもいいかという話をしていたのだが、その話が出た日に、ウチの母からかわいいおくるみを買ったから送ると連絡があった。他にはにぎにぎするおもちゃを購入するか迷って見送った日に、会社の同期からプレゼントしてもらったり。
さらに、ものだけでなく、人も呼び寄せたりする。今月の半ばごろ、里帰り出産で妻と離れて暮らし始めてから1月ほど経過し、一度会いに行こうと計画していたころのこと。有給を月曜にもらおうとしたところ、先輩から休みの日を変えてくれと頼まれる。3連休ならどちらでもいいか、ということで金曜日に変更しようとするとちょうどその日に関西への出張の依頼が入ってきた。もともと行く予定の人間がいけなくなり、たまたま代打として話がまわってきたらしい。用件はちょっとした会議だけなので、終われば自由だし、関西への交通費(往復)が経費で落ちる。渡りに船とはまさにこのことかと、二つ返事で引き受け、実にいい思いをさせてもらった。きっと彼が呼んだからだろう。
あえて親ばか発言をすると、彼は夢をかなえる力に恵まれているのだと思う。神に祝福されていると言ってもいいかもしれない。私としては、そんな彼が自分の夢をかなえ続け、幸せになってほしいと願っている。
〜誕生日のあれこれ〜 28日の陣痛開始から29日生まれを相当に意識していた私。病院では4年に一度の誕生日なんて…、とあまり望まれていないようだったが、珍しいし、おもしろいよなぁとけっこう期待していた。多分、彼もちょっと意識していたのではないかと思う。 が、長く続く陣痛に苦しむママを助けてあげようと早く出てきた彼。ママ思いのとってもやさしい男の子である。
|