|
|
■■■
■■
■ 彼に求めていたもの
彼の気配が私の周りから消えて
何日になるのでしょう。
事の始まりは
日曜の夜でした。
あれから
ずいぶんと時が経ったような気がします。
でもまだ数日なんですね。
彼の 声がない
彼の メールがない
とどのつまり、
彼の 存在がない。
その間にも 世の中はめまぐるしく流動し
幸か不幸か、
仕事は容赦なく私から時間と個人的な苦悩を奪います。
彼と連絡がつかないこと
それ以上に辛い事例が 私生活では間々発生します。
金銭的利害が絡まない彼との諍いは
なんて無垢で清潔なんだろう
と、
己の分を知らぬ強欲で恥知らずな人間に接すると
彼との諍いの痛さも忘れて
妙に感慨深く
思ったりします。
私にとって
彼は生きる希望であったはずなのだけれど、
その実
清涼剤でもあったのだと
今頃になって気づく
私は
とても間抜け。
私の日常の
ある一定のエリアを
彼が支えていた。
その空白が
今、何とも言えず寒々しく心細い。
自分の判断力に自信を持ち、
たいていの場合
その行動は確信に満ちている私だけれど
時折おとづれる迷いの日には、
いつも彼がいて
私の話を必ず親身に聞いてくれるという
揺るがぬ確信があり、
それは追い風となって
私にいつも力を貸してくれた。
今更ながら
丹念に私の心を拾ってくれていた彼の存在に気づかされます。
私は
いつの間にか、彼に絶大な信頼をおいていたのですね。
それはイコール、
等分の力で 彼が私を受け入れていたという事ですね。
こざかしい私は、
さぞ重かったことでしょう。
私が彼に求めていたものは
そうか、
そういう類のものだったのだ・・・・・・・・・・。
でも不思議
心があまり痛くないのです。
失う実感がないのか。
仕方がないとあきらめる覚悟を決めているからなのか。
終わる訳などないと思っているからなのか。
多分、全部正解。
そういう彼は
私を失う欠落感に苛まれていないのでしょうか。
私の存在がなくても全く平気なのでしょうか。
そんなはずは、きっとない。
うん、そう。
多分、
ただ、黙って忍耐できるだけ。
私だって、きっと耐えてまた生きていけるさ。
私たちの想いは
それは素敵だったもの。
それを誰より当人同士が知っている。
それを知っただけでも
充分幸いだ。
それに、
辛いことは過去にだって何度かあったもの
乗り切れないことなんて 実はない。
あっ、
小さなフォト日録 今日も 【 キーワード 】
BBS
2003年04月02日(水)
|
|
|