るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 馬鹿だなぁ、相手は医者だぜ。

会話が足りないと書いたから? 

とても多くの時間を私に割いてくれる彼。

そして、

画像も沢山 ケータイに送ってくれる。





私が ぐたぐた言ってる事なんて

何にも意に介していないような口調で

快活に語りかけてくる。






二人で同じ思考をしない事が

とてもいい作用をしていると

こんな時に思います。





「来月になれば、沢山逢えるさ。」

と、彼が言います。






他愛ない会話に

また、心がうきうきしてきます。

ちょっと前に

他愛ない会話じゃイヤ

みたいなことを

ここで つらつらいっておきながら。^ ^




私の不満は何も日常だけに限った事じゃないのです。

ベッドの中であんなに雄弁だった彼が

このごろ何だか寡黙です。

そのことを昨日彼に言ったら、





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と、言う。

それに慣れてしまった私は、

今更という気がしてしまいます。

ベッドでおしゃべりしないのは、私たちのスタイルじゃない

という気すらします。




「それにね、ソファーでテレビを見ないで。

テレビを見るなら、ベッドの上で一緒に見て。」


とも、

リクエストしました。







「わかった。約束しよう。」






テレビを見る

彼の多忙な日常生活は、彼にその状況をあたえません。

私と逢う時だけ持てるテレビタイムといっていいでしょう。

そんなに忙しくしないでいいのに

と、思うのは私の勝手な判断です。

仕事が彼に回ってくるのだから、仕方がない。





「おまえ、風邪ひきかけているよ。医者にいきな。」

「イヤ、だって胸に聴診器当てられるの恥ずかしいもん。」

「馬鹿だなぁ、相手は医者だぜ。

俺なんか、おまえの手の指の形から足の先まで、全て記憶しているよ。」





こういうさりげない会話に

たくさん たくさん

愛が詰まっている。




小さなフォト日録  今日は 【 幸せのありか 】

BBS

2003年03月24日(月)
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