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■ 告悔の日
「るり、お前の中でイクのは、久しぶりだなぁ。」
「あぁ、そうね・・・・・・・、いつぶりになるの?」
この日の記憶は、私たちの中でどんな形として存在しているのでしょう。
彼がつぶやいた冒頭の言葉。
私は、
嬉しかったのです。
彼が
私の中で果てた記憶をしっかり認識している。
それは
私ですら意識していなかった事でしたから。
あれ以来、
限りなく妊娠しずらいと思われる日以外は、
彼は注意深く
自らの欲求をコントロールするようになりました。
「男として、不覚だった。
君の体を深く傷つけるところだったし、
余計な心配を君にさせてしまった。」
辛そうに彼が言ったあの日から
もう 半年がたっています。
あのことが、仮に今起こったとしたら
また違う結論になっているのでしょうか。
いいえ、無いことで
あれこれ考えるのはよしましょう。
私たちの関係は
あの時から比べたら、
格段に深くなっている。
「おまえの中は、ほんと暖かで気持ちがいいんだ。」
「冬には手放せなくなっちゃう?(笑)。」
「いいや、夏だって快適さ(笑)。」
これは、京都で先々週交わした会話。^^
不思議と私に 妊娠の恐怖はありません。
自分の体内リズムを熟知しているし、
彼が自分本位なSexをする訳はないと
私は信頼しきっているから。
GLAYのタクロー似の過去の人とのあいだに、
私は 産めない子を成しました。
当時 大学院生だった彼は、
産んで欲しいと何度も私に懇願し、
ためらう私に
「るり子。僕の子は、かわいくないの?」
と・・・・・・・・、
辛い心を互いにぶつけ合った。
生涯でたった一度だけの堕胎の経験。
別の人生があったかもしれない
いいえ、確かにあった
私の過ぎた日。
過去の彼以上に
私を
理解し 求め 包み込み 許し 切望する人など現れるはずはないと思っていた。
彼は
決して私にプロポーズすることは ないでしょう。
というより、
誰にもおそらくしないでしょう。
でも、過ぎた去ったタクロー似の人と、
なんて彼は似た愛し方をするのでしょう。
そしてそれは、
なんて心地いい 愛 なのでしょう。
携 帯 電 話 | I | 心配しない程度には、メール入れてよね。 | He | 今週もハードな一週間だ。だからたまには、自分だけの一日があってもいいだろ。(笑) | I | イヤ、そんなのだめ。 | He | はいはい、わかったよ。(笑) | I | 『私がいなくなって、半泣きしても知らないよ。』 |
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このところずっと接触してたから、危機感に欠ける彼。う〜む、いかーん。お仕置きだわ。^^; BBS
2002年10月07日(月)
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