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■ 名誉と愛情
私は
多分彼を愛するが故に
わざとそう匂わせていたことがあります。
それは
彼の平和な家庭です。
でもね、
そんなものは、数年前からありません。
別世界は調停している日だし
いい男が
ケータイを握り締めるのはたしかに不審ですが、
誰も見ません。
だって、
ずっと前から別居ですもん。
平和な家庭から
あんなにメールが来るわけはありません。
賢い人なら、少し考えれば
すぐわかることです。
妻から入る何所に居るの?メールだって、
調停のための連絡事項です。
食パン買ってきてなんかじゃありません。
たまに
アッシーくんをするために呼ばれます。
まだ法的に家族だからです。
ほどなく、彼の
離婚が決まるでしょう。
それは
私が彼を知るずっとずっと前からの懸案のようです。
慰謝料は、
原因を作った妻に請求されるものですが
彼は請求しません。
親権は妻にあげるそうです。
辛そうでした。
ですから、
彼の腰痛を
妻は迎えに来るはずはないのです。
たった一度だけ
私は彼の苦悩を日記に一行書きました。
こんなことは
ここで言わなくてもいいことだからです。
私は
彼の名誉のために
彼に健全な家庭を演出してあげたかった。
でも
もういいのです。
彼を侮辱するものを
私は許しません。
BBS
2002年08月16日(金)
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