るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 抱いて

「すきよ・・・・。」

「(笑)、そうか。いっぱい愛撫したくなるじゃん。」












セックスが好きになったのはいつの頃からなんだろう。

いえ、

違う。

セックスが好きなんじゃなくて、

特定の相手に抱かれたいと自ら思い始めたのは

いつからなんだろう。




恋は

複数同時には進めない。






肢体を開く人も

必ずその時々のBest One。

そんなことは当たり前で、

大抵の人も多分そうなんだろうけれど、






好きな人が望むから半ば義務で肢体を開いていた私が、

むしろ自分から

抱いて欲しいと思い始めたのは、

ここ数年の恋ぐらいからのような気がする。








昨夜

いつものお決まりの

就寝前の彼から送信された複数のメールの中で

「るり子を抱いている情景がいっぱい思い出されてきて、う〜ん、るりと今、むしょうに愛し合いたいなぁ。」

というものがあり。






寝室が一緒なら

どんなにいいかと

その手のメールが着信する度に思うけれど。^^;











あとほんの少しで、

今とは違う 別の人生を選択していた

そんな恋をしていた頃、

その恋の相手がいつも私に言っていた。







「るり子、君は僕をずっと待っていて欲しい。君は本を毎日読んで僕の帰りを待つ。そしてその日読んだ本の内容を、君の中で感情として咀嚼して、僕に話す。それだけを君の仕事として、僕の傍で生きて欲しい。」






ハンサムで

深い知性を湛えた

人だった。







NTTの横須賀通研に就職が決まり

とある関連の研究開発スタッフに配属され







私が

どんな我が儘を言っても

「好きだよ、るり子。」

と、言い続け、







去る事など永久にこないと思っていたある日。






彼のすぐそばに居た女性に

彼を寝取られてしまった。





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私が

いつも恋の相手に頻繁に逢いたがるようになったのは

多分

その時から。









あの時の辛い思いが、

私を

急き立てるように逢いたいと思わせる。






彼に逢いたい

逢って

抱いて欲しい。





抱いて






私を・・・・・、抱いて。


携 帯 電 話
Iエンピツで日記を書くと、想いが深くなるようで、良くない?。
He書いてある日は、どんな事が書かれているか楽しいよ。
I忘れないように記録したいの。
Heむ?俺は書かなくてもるり子のことは、忘れないけどなぁ。
『つうことは、わしが、アホってかぁ?』



彼は、初期の日記が面白いと(つまり、エロいやつね^^;)、、、、、、なんちゅうことを。^^;
BBS

2002年08月06日(火)
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