るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 

彼は

「えっちの記憶が混じるのは、むしろ、いいことなんだ。緊張感のある特別な関係から、安らぎに満ちたものに変わって行く証拠だ。」

と、いいます。



『単に、感動が鈍ったという問題じゃないのぉ?』

と、密かに疑ってみたりしますが、





私も

実は

混じっている。^^;






でも、もちろん

強い印象が残っているシーンもあります。








ある日のベッドで、

バスローブの下の私の裸体は、彼だけを待ち望む裸身です。





彼のディープキスは、その濃さ故に

セックスのように

目眩がち。







また、

彼の指によるGへの愛撫は

とても強い快感に私をいざない、

ディープなキッスで唇をふさがれても、声が自然に出てしまいます。








彼が私の中に深く在る。

それを確かめたくて、右の手で初めて結合部を触ってみました。



「深いね、どこか解からないけれど、中で当ってすごく気持ちがいいの。」






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彼の声のトーンやイントネーション。

表情や状況を

どう伝えたらいいのか、







私は

彼のそのひと言に

強く男を感じ

また

その冷静な声ゆえに






このひとは







精神のありようから

誰も知りえない私のプライベートなスポットまで知り尽くしている。

と。






私は彼に多分支配されたいのでしょう。







いつか、

「俺がおまえの心をわしづかみにしていることか?」

と、彼が

いみじくも言った言葉に打ちのめされてしまったように。



私を

完全に支配する強い男を

私は欲している。










私が彼の上にのる様も、

すっかり板につきました。





でも、下から突き上げる彼には到底及びません。

彼が動いたとたん、

私の口から快感の吐息が漏れるのです。







「上手ね。」

「るり子の一番感じ易い体位は、これなんじゃないか?」








それは彼が探しあてた私のスイートスポットです。






携 帯 電 話
I日記やめたほうがいい?
Heおまえのしたいようにすればいいよ。(笑)
Iうん。
Heしかし、細かい事までよく覚えているね。
『ケータイの履歴を送信者に返信してみました』




「そうか、ケータイが覚えているんだね。」と、彼。 いいえ、ケータイはそのほんの導線にすぎません。それからの事は、わたしの心が覚えている。^^
BBS

2002年07月22日(月)
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