るり子の日録【愛が終わる日】
るり子の日録【愛が終わる日】
るり子



 ねぇ・・・・私を失っても、あなたは平気?

今から数時間ほど前まで

彼と

ケータイでお話しをしていて

実は、打ちのめされてしまいました。






彼がネットバンクの仕組みを知りたいというので

手っ取り早く説明するには

私のページに彼がログインすることだと、

私はそう思ったのです。





彼は、私の口座にアクセスすることを躊躇いました。




彼に、

「私のネットバンクの口座にログインするより、もっと私に踏み込んでいる事があるでしょ?」





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と、答えたのです。






その時私は、

既に自分で想定した答えを持って彼に問いかけていたので

それもまた、追い討ちをかけるに充分なものになりました。







『私が、あなたに肢体を開いたこと』

それが

ネットバンクのログインなんかより、ずっとずっと

私に踏み込んだ事になるでしょ。


という回答を準備していたのです。







そのどちらでもない彼の回答は

私の完全な思いの外側であったわけで、

カウンターパンチのように

私を打ちのめしたのです。





なぜ?

それは、彼がいったとうりだったから。








そして更に

ネットバンクのログインなんかより、

私にとっては

ずっとずっと深い意味合いを持った

彼とのSEX。

それを

彼がネットバンクのログイン程には、深く受け止めていないという事実に。








銀行の通帳を見る事と、女を抱く事。

どちらが深い意味合いを持つでしょう。







この回答の違いは

男女差というより、個人の認識の差

なのかもしれません。







お金なんかじゃない

もっと大切なものを、しかも「わし掴みにしている」ことを彼は自ら自覚していて

その上で、ログインの方をよりプライベートで不可侵のものとした

彼のその気持ちが

やはり私には淋しい。







彼の言わんとすることも、わからなくもないのですが、

メンタリティーの差なのか

社会性の差なのか

私と彼との間には

温度差があったことは事実な訳で








本来楽しいはずの

彼との二時間アップのケータイでのお話しも

わたしにはその一つの事柄だけがメインテーマのように膨らんでしまい

胸に

深く刺さり









寂寥感がこみ上げてくるのです。







「わかった、これからはお前がしてって言ったことは、何でもするから。」

と、彼は笑いながら言いました。

でも

私の本当の悲しさを

彼はわかっていない。





こういうすれ違い

過去にも何度か

ありました・・・・・

原因は、いつだって他愛ない事から始まるのだけれど。(苦笑)







一番痛かったのは

昨日の日記に書いている、元彼の件でしょうか。

でも、それはもう済んでいることで

今はもう、なに一つわだかまりはないのですが。






ほんの少し前に

新しい淋しさの芽が

私に発芽しました。






ねぇ・・・・

私を失っても、あなたは平気?




携 帯 電 話
I別にいいじゃん、ログインぐらい。
Heそんなことより、温泉の場所探しておきなよ。(笑)
Iそんなことじゃないもん。
Heだってそんなプライベートな領域にはいるのは嫌だよ。
『全然わかってない・・・^^;』



なんだか一生、パラレルな会話が続きそうです。
BBS

2002年07月12日(金)
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