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■ 私の失敗
彼と心が繋がって
直近の
互いの恋愛を話しても
然したる動揺がないと思われた頃
私は大きな失敗をしてしまいました。
一年前の私の元彼が
「るり子、その辺に来ているんだ。明日か明後日でもいいんだが、逢えないかな。」
と、メールをしてきたのです。
私はその時は既に
今の彼と
密度の濃い感情の交歓を済ませていましたが、
本当に元彼を過去の人として
自分の心が認識しているのかどうなのか、
確かめたくなりました。
サラリーマンで賑わう18時の新橋で待ち合わせです。
元彼と逢うのは
ほぼ一年ぶりぐらいのことでした。
新橋で待っていた彼は
一年前
紺の180のサイドシートに私を置き
愛を語ったあの彼と
何ひとつ変わらぬ笑顔を私に向けてくれましたが
やはり
一年という時間は、
埋めようのない「ある感情の欠落」を思わせました。
懐かしいけれど、ときめく事はない。
私は何故か安堵しました。
あれほど恋焦がれていたのに・・・・・・
新橋から夜の日比谷をとおり
皇居を抜け
東京駅八重洲から地下街に入り
やはりサラリーマンで賑わう食堂で夕食を一緒にとりました。
あまりに自分自身の感情が
淡々としたもので、
夜の街を腕を組んで歩いたという
それだけのことで
辛い恋の欠片は何所にも見当たらないことに安堵するあまり
私は現在の彼に
その話をしてしまったのです。
私を無防備にしていたのです。
他方、元彼に自分の心が全く動かなかった事を
彼に伝えたかったという
それもまた私の真実でありました。
その日の彼を
私は一生忘れないでしょう。
彼はひどく落胆し
本当に静かに
怒り
また、
私に深く絶望しました。
携 帯 電 話 | I | ねぇねぇ、私の何所が好き? | He | 君の明るくて奔放な所かな。 | I | それだけ? | He | それでいて、知的な感じが見え隠れするところ。だな。(笑) | I | 無理やり言わせてしまいました。^^; |
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続く彼の言葉は、「我、想いウィルス増殖するも治療特効薬知らず」でした。^^ BBS
2002年07月11日(木)
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