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■ 肢体を曝した、鶯谷の夜
肢体を開くということは、心を預けることに良く似ています。
服を脱ぐ、お風呂に入る、ベッドに横たわる。
彼との始めてのSEXの始まりです。
KISSが好きな彼は、唾液を吸い尽くすように私の唇をふさぎます。
コートのポケットで私の手を愛撫し続けた彼の手は、今は私の肢体を愛撫していました。
「るりちゃんの感じるところを、これから丹念にさぐっていこうね。」
そういいつつ、彼は私を自在に触れます。
彼の指が私の奥深く、深くさまようたび、私の口から声が漏れます。
女を扱いなれている男の手です。
幸せでした。
少しうつむき加減で、ブラジャーのカップに胸を収めていたら、彼が近寄り、私の脇から胸のふくらみをフロントに回すようにして、形良くカップに納めてくれたのが、とても印象的でした。
時折目をあければ、優しくほほえむ彼の目がありました。
こんな小さな事を、ずっと覚えていたいのです。
深夜3時を廻っていたでしょうか、私に背を向け彼はケータイの着信と録音をチェックしだしました。
後ろから抱きつくようにして、私は彼のケータイの情報を共有しました。
明け方、彼は鶯谷でタクシーを拾い、私の行く先を運転手に彼自ら告げ、路上で見送ってくれました。
その時々に去来する感情を忘れないように、また淋しい時に思い出せるように、
私は昨日からここで駄文を綴る事にしました。
私は彼をまるごと欲しいのです。
だから、最初は決して家庭のことを触れようとしなかった彼に、何でも聞きたいと言って、私は彼の生活の全面的な情報を得るようになったのです。
「僕が変わることで、この関係が長続き出るのなら、君のいうとおりこれからは何でも話すようにしよう。」
彼はそう言いました。
これは私の癖でしょう。
癌告知をして欲しい心と一緒です。
嫉妬は不思議とありません。
傍にいるのがわたしであったらいいのになと、、、、思うだけです。
強く強く思うだけです。
携 帯 電 話 | I | あなたは幸せ? | He | さぁ、どうだろう。でもまぁ、るり子という女と知り合えたことは、幸せというものでしょう。 | I | 泣かせるじゃん〜(笑) | He | じゃぁ、君の暖かさを感じながら君と一つになって愛し合っている事を思いながら今夜は寝るよ。 | I | 『それなら私を、所有したくない?』 |
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聞けない言葉、いえない言葉。それを口にすれぱ、彼はとっても困るでしょう。
BBS
2002年06月24日(月)
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