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■ 初めて彼に抱かれた日
私たちは、丸の内から日比谷をゆるゆる歩いていました。
前日、お台場の観覧車で、私はイヤリングとネックレスをプレゼントされていました。
それを身につけるということは、私の心が以前の辛い恋を忘れつつあるということでもありました。
寒い冬の風で凍える私の手を取り、彼は自分のコートのポケットの中で私の手を愛撫しつづけてくれていました。
植村で夕食を共にし、夜の銀座を彼の腕にぶら下がって歩いていた時。
「ホテルに行こうか。」
突然彼が私に言ったのでした。
ためらう心が私の返事を一瞬遅らせます。
歩きながら私は自分の心を探っていました。
答えはとっくに出ていたのに。
彼は心が呼び合えば、肌を合わせることを自然に欲するようになるんだと、常々言っていました。
だから、いたずらに僕を怖がらなくてもいいし、君が望まないなら僕はそう言う関係には持っていかないから。とも。
和光の前で私は
「抱いて・・・。」
と、彼に小さく耳打ちしました。
「オーライ。」
そういうと彼はタクシーを拾い、鶯谷に行くよう運転手に告げました。
携 帯 電 話 | I | 私のこと好き? | He | あぁ、好きだよ。 | I | どのくらい好き? | He | 時々、君を食べてしまいたいと思うくらい、君が好きだよ。 | I | 『なら、愛しては・・・・いるの?』 |
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聞きたいけれど、聞けない言葉が多すぎます。
BBS
2002年06月23日(日)
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