三楽の仕事日記
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依頼を受けたことがあって、終日、名古屋で。いつもと違う思考を午前も午後も。終了後、参加者で懇親会。右脚の痛みは歩行時に時折。どうして、こんなに続くのだろうか(泣)。
今日、話題にして3年前の三重大学附属中学校研究発表会。参観時に書いた日記を再読した。なんだ、今、感じていることと同じことを書いているじゃないか。忘れているものだ。自分の日記を以下に転記しておく。
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確かに多くの子どもが仲間とともに一生懸命に学ぼうとしていた。聴き合っている姿もよく目にすることができた。ところが授業では、研究協議会の助言者が「授業者はおそらく酒を飲んで寝てしまいたい心境でしょう」という表現したように、授業者が描いたような学びは生まれなかった。
それはなぜか。佐藤学先生の言葉を借りれば、教科の本質に基づいた授業でないからだ。学級全体で学びが行き詰まっていることを教師がとらえ、必死に説明を加えるが、それが論理的思考を促す指導言でなかったからだ。協議会で発言したことなので書いておくが、例えば「ちょこちょこと変えて」という指示では、数学的な思考は生まれてこない。子どもたちは一生懸命に無駄な思考をしていたのだと思う。図形の構成要素を意識させたり、その数や位置に目をつけることを促すべきではなかっただろうか。数学においてつながりあうには、数学知識をしっかりと使い、思考の共有化をしていくことなのだ、授業者はこのことを子どもたちに実感させることが大切である、このような発言をさせてもらった。
しかし言うは易く行うは難しだ。授業者だって、そんなことは百も承知していることだと思う。授業者の気持ちは痛いほど分かる。僕もこれまでどれほど苦しく、悔しい思いをしてきたことか。もちろん、果敢に挑戦された授業者には敬意を表したい。たくさんのことを新たに学ばせていただいたことにも感謝したい。
佐藤学先生の講演は、ますますシャープに。全国各地の学校で、学びの共同体づくりが始まり、その学校の変化に確かな手応えを感じておられるからだろう。特に「協力的な学びの枠を超えて協同的な学び(真正の学び)を追求すること」という言葉が印象に残った。
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