三楽の仕事日記
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2010年11月23日(火) |
読売教師力セミナーで主張したこと |
勤労感謝の日。日頃やれていない家のことなどをあれこれと。
20日付けの読売新聞に大きく掲載された「読売教師力セミナー キャリア教育事始 小中学生が『社会で働く』意味を考える〜」の記事がここで読めることが分かった。ぜひご一読を。
パネルディスカッションで僕が主張したことが書かれていないので補足しておきたい。「小学校からのキャリア教育」が叫ばれているが、また新たな取組をしなければならないと考える必要はない。キャリア教育の視点から、日頃の教育活動に光を当ててみるといい。現在の取組の中にも、子どもたちのキャリア発達を促すことがあるはずだ。本日の二つの授業提案はまさにその具体例だ。
この主張の一環として、僕も最後に授業を行った。記事の中で「コミュニケーション能力や情報活用能力など、生きていく上で重要となる能力について、授業の端々で説明」とあるが、僕がねらったのは、正にこれ。授業の中で、中学生が板書の意見を線で結んだり、グループ化させたりして、要点をまとめることを行った。僕はこれをとらえ、「このようなことができたのは立派だ。情報活用能力の一つだよ。こうした力が将来役立つ」と発表の価値付けを行った。
主張の背景としたのは、次の「キャリア発達にかかわる諸能力」。 ○人間関係形成能力(自他の理解能力、コミュニケーション能力) ○情報活用能力(情報収集・探索能力、職業理解能力) ○将来設計能力(役割把握・認識能力、計画実行能力) ○意志決定能力(選択能力、課題解決能力) こうした能力は、当然、授業の中で培っていきたい(いくべき)ものだ。わざわざキャリア教育と銘打ってすべきものでもない。まずは指導者が授業の中で意識して、子どもたちの活動や発言を価値付けしていくことが大切で、キャリア教育事始としては、これで十分である。このような主張をした(つもり)。
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