三楽の仕事日記
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2012年03月17日(土) |
授業ビデオと協議会から学ぶ |
朝から家のことを片づけて、ほっと一息。
じっくり見なければと思っていた2月21日に行われた附属名古屋中学校でのGC研究会授業ビデオ。 すでに様々な角度から撮られた授業映像やグループ別の会話記録、2時間余の研究協議録が送られてきている。時間を作ってなんとか見なければと思っていたところ。今日こそはと、まずは教師を中心に映した映像を2時間見る。
子どもたちの課題へのくいつきや反応もいいし、子どもと教師の関係もいいし、授業をスムーズに進行するための入念な事前準備、当日の配慮も十分で、さすがだ、と思うシーンを次々に見ることができた。これはOBとしてもとてもうれしいこと。
ここであえて気になったことを書いておく。この授業だけはなく、他の授業でも目にすることがあるので、感じていることをストレートに表現しておきたい。
まず、とっても気になったのは、無意味な生徒の拍手。協議会でもはっきり言われているが、僕もあの拍手は絶対にやめさせるべきだと思う。即座に!
小学校でよく見受けられる、教師や子どもからの「どうですか」という問いかけについて、子どもたちが一斉に考えもせず「いいで〜す」という、あの無意味なやりとりと同じ。いったいだれがあの拍手を始めさせたのだろうか。
以前から指摘があったと思うが、まだ続けているというのは、校内で拍手を止めさせない何かが働いているのだろうか。全体研究での共通行動?不思議でならない。
あれがどれほど授業を曖昧なものにしているのか、気づかないのだろうか。教師も生徒も逃げに使っているように思えてならない。
もう一つ。生徒の発言の価値づけや、それに対する揺さぶりについて。いわゆる授業の「受け」の部分が、僕からすると、著しく欠けている点が残念。この指摘にはついては、あなたの授業像ですればそうであろうが、私はそうは思わないという方もあるとは思いつつ書いておく。
「受け」については、僕もずっと課題にしていることで、うまくできた、と思えた授業は乏しい。それにしてもだ、あまりにも、教師は淡々としすぎていると思うのだ。このように感じる授業に出会うことが多い。
生徒「先生、条件同じですか」 教師「はい、変わりません」
ここでだ。「いやあ、条件は同じですかって、いい質問だねえ。数学を考える上での鉄則だよ。素晴らしい。」と価値づけてやったらどうだ。こんなことを言っておけば、あとでその生徒を次のように生かす(攻める)こともできる。
教師「何か条件がぐちゃぐちゃになってきちゃったね。数学の鉄則を言ってくれた〇君、条件整理して」
DVDを見ながら、こうしてメモした個所多数。いい意味で、久しぶりに興奮させてもらえた授業ビデオ。そのためか、メモは判読できず(涙)。
2時間の協議録を読む。僕の名前が出されているじゃないか。参加していれば、間違いなく発言していた内容。有難い、有難い。
読み応え十分な記録。学び合いを進める上で、だれもが遭遇する悩みの解決策について、神奈川の馬場先生が具体的に解説されているなど、貴重な記録。膨大な資料を提供していただいた飯島先生や大学生の皆さんにも感謝して、「勉強になりました」という言葉をどう具体的に示すかだ。大いに期待したい。
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