三楽の仕事日記
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遅れている原稿書きを断続的に進める。そのため学習指導要領解説「国語編」を熟読。これまで数学の解説書は何度も読んできたが、他教科の解説書を通し読みしたことは初。読んでいると、ちょっとしたことにひっかかる。
国語科の目標は小・中学校とも同じで、次のとおり。
国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,思考力や想像力及び言語感覚を養い,国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てる。
例えば、理解より表現が先に記されている理由は何だろうか。 国語を正確に理解し適切に表現でもいいのに、なぜ表現が先? などとひっかり始めると次から次へ(笑)。まず仮説を立てることが面白い。文科省の見解らしいものを見つける作業も楽しい。当たり!だとうれしく、外れだとなるほど!状態。
解説書にはここまでしっかり書かれているのかと認識したこともある。例えば、小学校1・2年生での「話すことにおける指導事項(音声に関する指導事項)」。
「声の大きさや速さ」に注意することも、音声化するときの基礎を養うものである。話す内容が伝わるためには、相手に声が届く音量や、音声が明瞭に聞こえる速さを考えることが欠かせない。同時に,自由に楽しく話すことのできる雰囲気を大事にしながら,話している場所や聞き手の人数などによって,声の大きさや速さを変えることに注意を向けるようにすることも重要である。一方,聞き手である児童や教師は,あいづちを打ったり聞き直したりしながら,はっきりと聞こえていることを示すようにする。 下線部の部分。良き聞き手として子どもが育っている教室は、さぞかし温かい雰囲気だろうと想像できる。小学校低学年でぜひとも身に付けさせておきたい力だ。
これが小学校3・4年生の同様な項目となると、次のレベルまで求められている。
相手を見たり,言葉の抑揚や強弱,間の取り方などに注意したりして話すこと。 話の中心に気を付けて聞き,質問をしたり感想を述べたりすること。
こうしたことが意識して指導されている教室とそうでない教室。子どもたちの成長には大きな差。学び合いの基礎・基本力と言ってもいいかもしれない。こんなことも考えながら原稿を書いているので、わずか4ページ(大泣)。
愛読サイトの「風にふかれて」は、野中先生に若者が報告した大変な出来事の記録。
「先生、うちの学校が大変です。6年生と5年生と1年生がそれぞれ崩壊していて学校中が大騒ぎです。私も、もう学校へ行くのがいやになりました!」
解説書を読み、その実現、どころでない学級も多いのか、という考え込んでしまう事実。
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