三楽の仕事日記
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2011年08月30日(火) |
初任者研修でICT講演 |
本地区の「ICT活用教育研究会」で講演。主催は4つの団体で、海部教育事務所、海部地方教育事務協議会、海部地方小中学校視聴覚ライブラリー、海部地方視聴覚教育振興委員会。参加者は初任者と希望する方。実質の初任者研修。
開会行事のあと、「これからの学校教育とICT活用」と題して1時間25分の講演。まずは「2020年」と表示したスライドを提示。その時の年齢を目の前の参加者に聞く。「33歳です」という回答。(僕は63歳)分かっていることだけど、やっぱり若い。「2020年までにすべての児童生徒に情報端末とデジタル教科書を与え、校務支援システムをすべての学校に完備をすることが目標とされました」と、教育の情報化ビジョンを紹介。先日、校長会研修でも伝えたことだが、校長先生方の心の中と、初任者の心の中では、相当な違いがあるだろうなと思いながら、話し始める。ちなみにビジョンを知っていた初任者は一人。驚きの表情を示した参加者多数。
時折、授業技術紹介もしながら、指導者用デジタル教科書紹介では模擬授業をいれたり、フラッシュ型教材では体験をしてもらったり、実物投影機活用では多くの写真でそのよさを伝えたり、こちらはいつものように話しているつもりだけど、初任者の固さがとれない。模擬授業での発言も重くて、切り返しをしたら、止まってしまいそうな感じ(笑)。いつ当たるか分からない状態だから、「どうぞ気軽に」といっても無理かな(笑)。これからの「校務の情報化」についても紹介。教育の情報化に関する手引から「これからの職員室イラスト」を見せて、この絵から「職員室はどう変わると思いますか」と発問。そこから校務支援システム例をいくつか示し、最後はクラウド化まで。出席簿電子処理など経験していることには反応良好。
フューチャースクール校の写真で、子どもがランドセルにタブレットを入れて帰る様子、家で動画撮影をしてきて、それを学校の大型ディスプレイで見せている様子などを見て、教師歴5か月の若い教師たちはどのようなことを考えたのだろうか。せっかくの機会だったので、聞いてみてもよかったかな。最後には「2020年に夢を持ちましょう」という言葉で締めくくったが、さて彼らは…。
午後の実技研修(実物投影機実習、フラッシュ型教材作成)を参観。「ここではこのように展開を変えた方が盛り上がるのに」と思うことが続く。初研修で初講師でもあり致し方ないとしばらく我慢していたが、とうとう限界に。講師に「参加者をグループ間で移動させて、別グループの教材を体験させた方がよい」と助言、いや強制指示(笑)。狙い通り、一気に盛り上がる。安心して事務所へ帰還。聞くところによると、その後の研修は実技の流れを変更し、参加度をより高くして進めたとのこと。参加者の声があちこちから聞こえる、密度の濃い、良い研修ができたという報告を受ける。
無事、新たな研修が終了。組織づくりから、講師を育てるための研修会(今後も安定した研修会を実施するためには地区内で講師を育てることが重要という判断)、より体験的な研修となるための様々な機器の準備(当然、事務所には機器はないので、その手配だけでも大変)、当日の進行から様々な調整、最後は研修写真でこしらえたムービーで学びを振り返ってもらうという仕掛けまで、I教育主事の大奮闘に改めて感謝したい。
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