三楽の仕事日記
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2009年08月30日(日) |
太田恵美子先生のGDV教育 |
太田惠美子先生のGLOVAL DREAM VISION(略称GDV)教育の3年間の成果発表会の様子をDVDで見る。太田先生の実践については、小牧市教育委員だより「太田恵美子先生のGDV教育」(NO243)に詳しく紹介されている。さらにベネッセのサイトでも詳しく紹介されている。
発表会は、GDV教育の第6段階(最終段階)での子どもたちの様子が集録されている。3年間の指導の積み重ねは、すべての子どもたちをここまで高めるものなのだという実証映像だった。だれもが自分の志を語り、思いをたっぷり込めた絵を描いている。ちなみに第6段階は次のように定義されている。
<第6段階>自らの志を製作と論文にまとめる 自分自身の将来像、進路をどう定めていくのか、何度も何度も考え直し自分の好きなこと、気持ちに合致すること、長所や特色も考えに入れて、自らの貢献像・生きる姿を文章化してみる。そして絵(イラスト、図示も含め)えがいてみる。その絵を見ながらさらに論文を修正していく。
副島教育長が言われるように、「太田先生だからできる教育」だと思うが、栃木市では他の実践者を育てる取組がされているとのこと。DVDでは、生徒と一緒に学んだ教師も同じように発表していたのも印象的だった。
このDVDであらためて考えたのは、総合的な学習の時間のあり方についてだ。新学習指導要領で総合の時間が少なくなったことで、「総合はもともと無理があったのだ。これで、いずれはなくなることがはっきりした」などと、己の力量不足をわざわざ表明していることに気づかない情けない教師がいる。総合は子どもたちが各教科で培った力を発揮させる場であり、教師のコーディネート力を十分に発揮できる場である。これに魅力を感じない教師がいることはとても残念なことだ。太田実践で育った子どもたちの姿を見て、悔しいと思う教師が増えることを祈りたい。
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