三楽の仕事日記
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2011年07月31日(日) |
「落下する緑」に感化される |
「落下する緑」(田中啓文著、東京創元社)を読む。「永見緋太郎の事件簿」という副題がついているミステリーである。永見は天才テナーサックスプレイヤー・ジャズミュージシャンという設定。7話とも舞台はジャズの世界。1話目の「落下する緑」ですっかりはまり、7話まで一気に読破。
読後は、ジャズが聞きたいという衝動に駆られ、久々にチックコリアのCD購入。ipodの収録曲もすべてジャズに統一。すぐに感化される自分に自分であきれる(笑)。
8月に数学の先生方対象の講演依頼をいただいている。演題は相談の上、「これからの算数・数学教育とICT活用」に決定。自分に楔を打つために「新ネタ&模擬授業を一つは入れる」と決めて、ネタ探し。過去にGC(愛知教育大学・飯島教授開発作図ツール)を使って行った授業を振り返る中で、これをみなさんにぶつけてみようかと思うネタ(どこが新作だと自己ツッコミ)が見つかり、久々にGCで教材作り。
もう一つ「数学発見型ソフトウェア」ネタも思い出す。これもぶつけてみたい(再び、どこが新作だとツッコミ)。
(自分で言うな!と突っ込まれそうだが)今なお色あせていない数学におけるICT活用。むしろ新鮮。協働学習を言われる今だからこそ提案したい。世間がやっと追いついてきたと思っている(ちょっと、いやかなり言い過ぎか?)。
「必ず覚える!1分間アウトプット勉強法」(齋藤孝著、PHP新書)も読了。要するに入力より出力が大切という話。講演でも皆さんに出力してもらった方がいいというわけだ。(皆さんには嫌われるだろうが)心掛けたい。「齋藤孝さんが言っていますよ」と付け加えればいいか…。
某サイトで小学校の授業記録を観る。「…と思います。どうですか?」「いいです」の繰り返しで授業が進む。面白いのは、「いいです」という合唱のトーンが、かなり違うこと。子どもは正直だ。「いいです」と言いながら、「(自信がない)いいです」だったり、「(よく分からないけど)いいです」だったりと伝わってくるから大したものだ。もっとも、どのような「いいです」でも授業はそのまま進む。まったくもって大したものだ(笑)。
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