三楽の仕事日記
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2011年05月06日(金) |
教育のスペシャリスト |
立夏。今朝は自治センターへ向かう。所長・支所長会議。午前中しっかりと論議。
尾張小中学校長会総会・尾張教育研究会総会に出席。記念講演は、愛知県教育委員会委員、心理学者、名古屋大学教授の平石賢二先生。演題は「教育のスペシャリスト」。魅力的なタイトルで講演を楽しみにして待つ。以下は講演メモから。
<はじめに> ・心の問題への対応は、専門家と非専門家の両者を区別する境目はあいまい。 <アメリカでは> ・アメリカの教員はスペシャリスト志向。日本の教員はジェネラリスト志向。 ・アメリカの学校には「スクールサイコロジスト(学校心理士)」「ガイダンスカウンセラー(スクールカウンセラー)」「クリニカル・サイコロジスト(臨床心理士)」「スクールソーシャルワーカー」「スクールナース」などが、どの学校にも常勤、あるいは非常勤の形態で1、2名はいる。 ・一人一人のカルテを常備し、スペシャリストの存在を学校のウリにしているところもある。 ・スペシャリスト志向では、専門外のことは引き受けようとしない問題点がある。 <日本では> ・ますます課題は多様化。ジェネラリストとしてこなすことは困難な状況。 ・現実に医療の場では専門を重視している。 ・ジェネラリストとスペシャリストが対処すべき問題を分ける必要を感じる。 ・愛知においてはスクールカウンセラーの増員があった。これはうれしいことだ。 ・臨床心理士を育てる立場でもあるので、現場で十分に役割を果たせるスペシャリストを育成したい。 <今後> ・スペシャリスト、ジェネラリストのいずれがよいという考えではない。 ・ジェネラリストを大切にしつつ、スペシャリストの養成ならびに、スペシャリストの効果的な活用が必要。 ・それぞれの教師が得意分野を伸ばし、専門性を高めてほしい。教師は授業のスペシャリストであると考えている。応援したい。 ・専門的な勉強は負担増ではなく、負担を軽くするととらえたい。
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15日県庁支部総会ならびに懇親会の事前打ち合わせ会に出席。過去2回庶務を務めた立場から、次年度以降の組織づくりについて意見を述べる。一番忙しい時期の立場の者が庶務に就くのは避けた方がよい。固定的に考えず、柔軟に対応したらどうかと提案。綿密な計画案を時間をかけて検討後、食事へ。美味、満腹。
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