三楽の仕事日記
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2010年10月01日(金) |
愛知教育大学附属名古屋中学校研究発表会に参加 |
久々に終日、愛知教育大学附属名古屋中学校研究発表に参加。
研究主題は「かかわり合いの中で学ぶ授業の創造 −言語活動を通して−」(第1年次)。実現したい子どもの姿は「自分にとって経験の諸要素である日常の生活経験や既習の知識を、話合いなどの言語活動を通して、それらを互いに矛盾なくまとめることで一つの物語をつくり、その物語を自分自身や他者に対して言葉にして説明できるようにすること」。
この姿を頭にいれて数学科の授業参観。新学習指導要領を視野にいれた明確な提案授業には拍手を送りたい。練りに練った授業構想、子どもたちの学びをきっちりとらえ続けてきた記録、新開発ソフトなど、さすが附属と言わせる数々の資料提供にも頭が下がる。
残念なことは、上記の実現したい子ども像を参観者に見てもらえる場面が十分になかったこと。数学教科室で「この場面は是が非でも見せなければ、看板に偽りありと言われてしまうよ」と、OBとしてちょっぴり苦言。
研究協議会では、愛知教育大学の学生さんの発言が続く。とても良いことだ。助言は愛知県総合教育センターの貝沼先生、愛知教育大学の飯島先生。お二人とも教科研究の価値付けをされながら、次への課題提示もあって、参加者も満足したことと思う。
講演は文部科学省教科調査官の冨山哲也先生による「学力の3要素をはぐくむ授業の構想 〜各教科等における言語活動充実の意義〜」。評判どおりのとても明解な講演。本日の授業からご自身の主張を裏付けるシーンを写真提示して聴衆の理解度を高める手法はさすが。(この手法は堀田龍也先生で初めて見た。あの時の感動は未だに忘れない。)
会場を後にする参観者のつぶやきの中で「文部科学省の話は難しいというイメージが変わった」というのがあった。耳にすっと入ってくる言葉を意図的に使い、多くの具体例を提示されたことが好印象を生んだのかなと、つぶやきからも学んだ。
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