三楽の仕事日記
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2010年08月09日(月) 福井県越前市で数学教育講義

 今日は休暇をとって福井県越前市へ。武生第五中学校で開催された中学校数学研修会で講義。ちなみにこの第五中学校では10年前の11月に飛び込み授業をしたところ。ホームページに記録が残っていた。担当の方はその当時、第五中学校に勤務されていて(今も第五中学校。他校へ異動後、再び赴任)、僕の授業を見たとのこと。「また会えますか?」というネタまでしっかり覚えてみえた。今ではとても懐かしいコンピュータネタ。

 今日の講義「これからの学校教育におけるICT活用−数学の例を通して−」の流れは以下の通り。
1 総務省原口ビジョン・学校教育の情報化に関する懇談会
2 新学習指導要領における情報教育
3 学校教育とICT活用の現在
 ・ 実物投影機+プロジェクタ
 ・ フラッシュ型教材(体験)
 ・(指導者用)デジタル教科書
4 学習指導要領・数学・解説書にみられるICT活用
 ・  資料の活用
 ・ コンピュータや情報通信ネットワークなどの活用
5 お勧めサイト(コンピュータ室へ移動して実習)
 ・ ヒストグラム作成サイト
   統計ソフトstathist(動作環境Flash Player 9 以上)← web上で動く!
 ・ 図形作成ツール GC
   愛知教育大学 飯島康之教授作成

 2020年までにすべての子どもに情報端末+デジタル教科書を渡す計画があることに驚かれた方多数。賛否を聞いてみると半々。

 フラッシュ型教材体験は、午後の研修につきものの睡魔を一掃することができ、全体がグッとしまって、僕とのやりとりもスムーズになった感じ。

 領域「資料の活用」の意義、授業づくりにあたっての留意事項を話した後、コンピュータ室へ移動。統計ソフトstathistを使って、ヒストグラム作成実習。あっという間にヒストグラムができること、階級幅を自由に設定して、資料比較ができることに感嘆の声があがる。参加者の皆さんの表情が明るくなった。これなら資料の傾向を読み取る活動に重点をおくことができると感じたからだろう。

 最後に作図ツールGCサイトを紹介。いくつかのコンテンツを触っていただき、講義終了。僕にとっては、あっという間の1時間15分(参加者もそうだとうれしいが)。久々の数学講義。皆さんの協力もあって、楽しく終了できた。

***

 名古屋に戻って金山で開催された「愛知県養護教育研究会懇談会」に出席。来賓も含めて150名は軽く超えているだろうという大規模な懇親会。

 さすが女性がほとんどを占める会。「華やか、美しさ、笑顔、温かみ、心配り、勧め上手、聞き上手」の皆さんに囲まれて(何かしら大事な言葉を忘れていたらごめんなさい)、僕はいつも以上に饒舌になってしまった。やはり養護教諭の皆さんにはこのネタ、「食道アカラシア入院日記」の一席も。ある方に聞かれました。「さきほどはどんな落語を演ってみえたのですか」と(笑)。


2009年08月09日(日) 学習工学研究会資料づくり
2008年08月09日(土) モラロジー研究所第45回教育者研究会にて
2007年08月09日(木) 授業名人活用推進事業HP
2006年08月09日(水) 船井幸雄さんの語録を読む
2005年08月09日(火) 小学館から取材あり
2004年08月09日(月) 新チームづくりの苦労を思い出す
2003年08月09日(土) 台風10号