三楽の仕事日記
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2010年03月21日(日) |
藤原和博さんの講演から学ぶ |
「35歳の教科書―今から始める戦略的人生計画」(藤原和博著、幻冬舎メディアコンサルティング)を読む。昨日(2010年3月20日)の講演内容そのもの。キーワードでまとめると、正解主義から修正主義で生きる時代へ。20世紀成長社会(みんな一緒)から 21世紀成熟社会(それぞれ一人一人)へ。ジグソーパズル型学力からレゴ型学力。全編、平易な言葉で書かれていて、身近な例示が多く、分かり易い。35歳というタイトルがついているが、むしろ我々の年代(50歳代)、「戦略的人生」を送ろうにも送れない年代こそ、共感をもって読む方が多いのではないか。
ところで、昨日の藤原さんの講演「教育の未来〜新しい学校づくり〜」は、自分にとっては新鮮な手法がいくつかとられていた。整理してみる。
1 講演前から、白板にキーワードが書かれている。例:正解主義、修正主義、成長社会、成熟主義 2 冒頭で、今日の講演の概略を話す。でもって(藤原氏の口癖らしい、何度も出てきた)、こういう話でいいかと聴衆に聞く。 3 時折、問いを投げ掛け、挙手させる。 4 時折、問いを投げ掛け、数秒考えさせた後、一斉に口に出させる。後席の聴衆には叫んでもいい、という。 5 言い切り方のフレーズを多用する。数値を出して説得力を高める。 6 話のまとまりごとに、白板に書いたキーワードを使って、簡単にそれまでの話を復唱する。 7 映像資料を後半に提示する。それも3分間程度×2回。 8 ミニミニディベートと称して、課題(タイヤにどんな付加価値をつけたら売れるか)を提示して、3人で1分間ほど話し合わせる。自分の考えでなくてもよい。相手の考え(これが修正主義)でもよいので、自分が納得できた考えを一斉に口に出して!と指示する。 9 最後に再度白板を使って、講演主旨を伝える。講演の中で、一番伝えたいことが三度復唱されたことになる。
こんなことで連休二日目は、藤原和博デーになった。
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