三楽の仕事日記
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2010年02月02日(火) 高松市教育研究所研究発表会で講演

 高松市教育研究所研究発表会での講演に出かける。岡山駅からマリンライナーで高松駅へ。ちなみにマリンライナー駅到着の音楽は「瀬戸の花嫁」。いやあ懐かしい。思わず口ずさむ(笑)。

 発表会前半は調査研究委員会の発表。「学習指導」「情報教育」「子ども理解」の3部門に170名ほどの参加者が分かれて参加。まずは情報教育部門の発表を聞く。カリキュラムと評価基準が提案の中心。次に学習部門へ。習得した知識や技能をどう活用に結びつけるのかが大きなテーマ。最後は子ども理解部門。主題は教育相談のあり方。ポスターセッション方式の発表が取り入れられていて受け身型の研修からの脱出を図ろうという意図がよく伝わってきた。以前は研究冊子の配布だけであったのをもっと効果がある研修方法を模索しての2年目だと聞く。

 僕の講演は1時間30分。2年前と同じホールで、階段状に並んだ座席のみなさんを前にしての講演。30分は子どもを掴む、集中力を増すための授業技術の紹介と実演。30分は○つけ法の紹介と実習。最後の30分は情報モラルの模擬授業。「素直な方は伸びる教師です」とお話ししたこともあって、みなさん僕の願い通り、大きな声で○つけ法実習に取り組んでいただけた。模擬授業ではいつものとおり意見が分かれ、今日も面白い展開に。

 片道4時間かかるので、終了後はすぐに会場を出てマリンライナーで岡山駅へ。新幹線で名古屋から自宅へ。今年度の講演はこれで無事終了。いろいろな分野での勉強の機会を与えていただいた皆様にあらためて感謝。

 「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」(西林克彦著、光文社新書)を読む。筆者の主張は明確で、文章が「わからない」から「わかった」という状態になるには、文章や文においてその部分間に関連がつくこと。さらに部分間の関連が、以前より、より厳密なものになると、「よりわかった」「よりよく読めた」という状態になるということ。どのようなときに「わかったつもり」が作られやすいのかという具体的事例(小学校国語教科書掲載の説明文)には納得。部分間の関連を勝手につけてしまう自分に気づく。日々の文書決裁ではその傾向があることを自覚。答弁書作成では、相手にわかったつもりにさせる文章術を期せずして生かしているかも知れない(笑)。


2009年02月02日(月) 日本語が亡びるとき
2008年02月02日(土) 新算数教育研究大会に参加
2007年02月02日(金) 落語からまなぶエコライフの準備も始める
2006年02月02日(木) 福祉懇談会に参加
2005年02月02日(水) スキーの生活終了
2004年02月02日(月) 怒→?
2003年02月02日(日) 原稿書きに追われながらも、うれしい1日