三楽の仕事日記
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2010年01月20日(水) |
熊本県で校務情報化の講演 |
いつもより1時間早く起きて、県営名古屋空港へ車で向かう。7:25JAL熊本行きでフライト。JALは、昨日、会社更生法の適用申請をして企業再生支援機構の支援が決定したばかり。これを受けて、客室乗務員さんから「このような状況の中でも日本航空をお選びいただいたことに感謝します」との挨拶あり。乗客11名。僕の周りは全部空席。乗務員に「頑張ってください」と一言かける。
熊本空港から市内中心部へリムジンバスで移動。バスの案内放送は、熊本県宣伝部長のタレント・スザンヌの声。舌っ足らずでちょっと聞きづらい。かえって集中して聞こうという気になるから、スザンヌ起用は成功か。
「先導的教育情報化推進プログラム研究成果発表会」会場の熊本市国際交流会館へ到着。午前は、情報化推進プログラムの取組とその成果について、教育委員会と3つのモデル校からの報告。
「1.教員が子どもと向き合う時間を確保すること、2.学校経営の効率化・高度化」を目標に、独自でグループウェアや教務支援システムを開発し、モデル校で実践した結果、教員一人当たり1日30分以上の子どもと向き合う時間が増加し、1校当たり事務職員0.5人程度の事務量の削減ができたと報告がされた。主務者の柿下指導主事の手腕の凄さが光る!
午後は僕の講演から開始。「校務情報化で学校経営は変わる」と題して1時間。小牧中学校、光ヶ丘中学校での実践と成果をしっかり話した。良い機会を与えていただいた熊本県教委へ大感謝。
続いてパネルディスカッション。コーディネータは、この研究を3年間にわたって指導してこられた堀田龍也先生。パネリストに文部科学省生涯学習政策局参事官付の中村企画官、日野市立平山小学校の五十嵐校長(元日野市教育委員会ICT活用教育推進室長)、熊本西高校の森本先生、そして県教委の柿下先生。テーマは「どうやって進める!校務情報化」。
パネル(実践)のまとめは次のとおり。 1 (校務情報化は始めは大変だが)後になるほど楽になる実感がある。 2 ICTの導入そのものが目的ではなく、あくまで教育実践を支援するものだ。 3 校務用PCだけではうまくいかない。校務用ソフトが必要。 4 意識変化は後から起こる。段階的に進めた方がうまくいくこともある。 5 教員研修は校務用ソフトでOJT化する。
終了後、すぐに熊本空港へ。ビジネスラウンジで2時間ほどのんびりして、19:45JALで名古屋空港へ。帰りの便には13名の乗客。近いうちに、この路線は廃止されるらしい。これだけの人数では致し方ない。
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