三楽の仕事日記
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2008年02月23日(土) 教師力アップセミナー横山浩之

 今年度の教師力アップセミナー最終回は、「特別支援教育は誰にでもやさしい?」と題して、ドクター横山浩之先生の講演。前半は医学的な立場から、発達障害児への対応をコンパクトに説明、後半は小学校2年生を対象とした国語の模擬授業。「えっ、ドクターが模擬授業をするの?」と思われただろうが、「あなたは、通常学級に在籍する発達障害児を意識した上での授業提案をするが、自分では、そのような授業が本当にできるのか」という水面下?にある声に応えたというわけだ。

 授業の特長はまず指導案にある。ドクターに言わせると、指導案を見ていると、あまりにも評価ができない目標を立てていることが多く、それをまず打破したいとのこと。配付された指導案を見ると、「一般目標」と「行動目標」が記されていた。

 「一般目標」・・・分かち書きされていない文章の音読を習得する。登場人物の心の変化を読み取り、表現する能力を習得する。
 「行動目標」・・・教材の音読で、句点、読点以外で中断されることなく読み終えられる。教科書1ページあたりの中断は1回以内。
 教材の音読にあたり、登場人物によって、表現を変えることができる。表現とは、音読のスピード、強弱で評価する。声色については、発展項目とする。(以下続くが、略)

 実際に授業を受けてみて、自分にとっては発問があいまいで、すっきりしない箇所があったが、それはかなり計算された上でのことだったらしい。こうした疑問は、質問コーナーでずばり聞いてみればいいのだが、自分の理解の浅さが分かってしまうようで躊躇。こうして日記を書いていると、やはり聞いておくべきだったと後悔。初心にかえってみると、こうしたことが気軽に聞けるセミナーにしようという方針もあったはず。「質問コーナーにも魅力あり」のセミナー運営をみなさんに呼びかけていきたい。

 今回も全国各地から横山先生のお話を聞くために、足を運んでいただけた方が多数。横山ドクターの会を設けたことを喜んでいただけたことがうれしい。

 運営委員には、愛知教育大学の飯島ゼミの学生さんが多数加わり、さらに強力な布陣で運営。こうして、ベテラン教師と学生で運営しているセミナーは珍しいのではないだろうか。来年度のセミナー講師陣も決定!これについては、またじっくりお知らせしたい。

 なお、ありがたいことに小牧落語を聴く会には、愛知教育大学の落語研究会の学生さんがお手伝いに加わっていただけることになった。こちらもさらに温かい手作りの寄席運営をしたい。
 


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