三楽の仕事日記
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2006年11月20日(月) |
二瓶弘行先生の飛びこみ授業参観 |
代休日だが、昨日の片付けもあって出校。文書作成と文書決裁。
13:20本庄小で行われた筑波大附属小の二瓶弘行先生の飛びこみ(提案)授業を参観。主張は「説明文教材で、読解力と自己表現力を育てる」。配布された提案の趣旨はさすが明解。
説明文を学習材にして、子ども達にどんな「言葉の力」を獲得させるのか。 まずは、文章表現に即して、書かれている内容を正確に読み取る力。 段落構成の把握、事実と感想の区別、筆者の主張の理解など、「読解力」の基礎となる、きわめて重要な「言葉の力」を説明文の学習を通して獲得させる必要がある。 ただ、今ひとつ、説明文の学習によって獲得させたい「言葉の力」がある。 それは、自己表現力である。 ある事実、ある主張、ある認識が、いかに表現されているかを説明文を学習材として学ぶこと、そして、その学びによって、自らが他者に伝えたい事実、主張、認識を効果的に表現する方法を獲得する。優れた説明文は、優れた自己表現の方法を学ぶ格好の学習材と言えよう。
一度は二瓶先生の授業を見てみたいと思っていたが、それが今日叶った。印象は野口芳宏流!授業のベースにあるのは「子どもを鍛える」。授業後の講演でも、「子どもの基礎言語能力をつけなくては教材や発問を研究したところで何も生まれない」という主張をされた。野口さんは『「自分の言語能力は国語の授業でついた」という認識を持たせる授業をしていない教師は、国語教師ではない』と言われた。二瓶先生も同様。ご自身の国語教室での子どもの様子をビデオで見せ、実践の確かさで参加者を圧倒していた。主張は単純。明日からでもできる方法を随分と提案された。あとはいかにそれを粘り強く指導し続けるか。やはりこれに尽きる。本庄小の先生方の変容が楽しみだ。
17:00から臨時校長会。教育長、学校教育課長からの指導あり。
2005年11月20日(日) 地域ふれあいフェスティバル2005 2004年11月20日(土) 鈴木敏恵さんの授業・ワークショップ 2003年11月20日(木) PTA笑いの教養講座
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