こんなに好きでもいいですか?
すみれ 【
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2002年12月27日(金) Top of the World
毎日、忙しくて自宅のドアの郵便受けもよく見ていなかった・・・。
今日から休みに入る予定だったのに、
どうしても終らせなくてはいけない仕事があって返上して出勤だった・・・。
お正月、今年こそは両親に元気な孫の顔を見せてあげたいと思っていたのに、
暮れも押し迫って又同居人が余計な問題を持ち込んで来たのが判明してからは、
それさえ諦めざるをえなっかた・・・。
ここ最近はその事で家の中は又戦場と化している。
帰宅してから気が付いた。
遠方のママ友達から子供にと少し遅いクリスマスプレゼントが届いていた。
機関車トーマスのパジャマを見て子供も大喜びをしていた。
郵便受けにはもう一枚メモが入っていて、宅配業者の担当ドライバーの、
「ガスメーターボックスに御荷物を入れておきます」
と書き殴ったメモが残っていた。
差出人の名前を見てみると。
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こっちはMy追加のボタンです。
私には叔父さんにあたる、その人は今年、何度も何度も私の子供にと、
プレゼントをこうやって贈ってくれていた。
子供の日の大きなケーキ、そして洋服・・・。
何気ない日にも、それは届いた。
まるで、今は亡き父が私に何もしてくれなかったのを詫びるように・・・。
綺麗な包装紙を全て剥ぐと
可愛いスヌーピーの箱が顔を覗かせた。
箱に何かが入っているのかと思い、蓋を開けた途端に、
聞き慣れたメロディーが耳に入って来た。
「top of the worldだ・・・・。」
今年、彼とドライブに行って何度も聞いた曲。
きっと、子供にと贈ってくれた物だろうと解かっていたが、
私はそのオルゴールの箱を何時も飾ってあるイコンの横の棚に仕舞った。
夜、彼が帰宅する車中で何時もの電話。
「そうか〜好きな曲のオルゴールで良かったね。
叔父さんも・・・すみれの事は気にしてくれているんだね。」
彼が私に嬉しそうな事を言ってくれた。
子供の頃から、何かしら疎外感を受けて育った私にとって
誰かに気にして貰えるという事はとても幸せな事。
彼はちゃんと、そんな私の事を見抜いている・・・。
ベッドに入ったのは遅かった、明日から子供も長い休み。
二人で何時までもオルゴールのネジを巻き続けた。
今の私の生活の中の唯一つの希望みたいなもの・・・。
彼の横に何時までも寄り添って居られる事・・・。
そう・・・それこそが私にとって世界で一番の最高の場所。
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