こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年10月02日(水) Bon Anniversary
こんな日に限って朝から、苛々が治まらない。
昨日はナカナカ寝付けなかった。
色々な事が頭を駆け巡って・・・。
良い方へ考えようと思っていた事が、一人でジックリ考えると、
どんなに頑張ってみても余計な事ばかり思い浮かんで、
そして、又・・・泣きたくなった。
今は解決しかかった問題を又自分で掘り起こして、
そして、それを背負って膝で持ち堪えている様な精神状態なのかもしれない・・・。
きっと、誰かが足をすくったら、
私は手もつけずに顔面から地面に叩きつけられるんだろう・・・。
でも、その方が良いのかもしれない。
その方が、私を転ばせた人の足を徐に掴んで、
その人が私と同じ様にに倒れるまで、
ずっと・・・ずっと、その人の足を離さずに居られるのに、
でも・・・、相手は・・・私が自分から転ぶのを含み笑いをしながら、
待っている様な、そんな気さえしてしまう・・・。
究極に落ち込むと私は何時も、こんな事ばかり考えて、やっぱり自暴自棄になる。
この歳になると染み付いた癖はナカナカ拭い去れないみたいだ。
昨日の深夜、何度も何度も彼から送られて来たカードを読んだ。
嬉しさ反面、どうしてか複雑な気持ちだった。
人にアレコレ言われるのはやっぱり嫌だ。
言われたくないから頑張ろうとも思うけれど、
時々、へこたれそうになる自分も居る。
彼は何時も私を叱る時、リアルタイムで物を言ってくれない。
私が憤慨している時に物を言うと、
最悪のパターンになる事を予測出来るからだろう。
彼は私の性格をよく知っている。
だからこそ、今回も問題が起こった、その日にではなく、
一呼吸置いた所で、意見してくれたのだと解かっている物の、
私はもう、自分で結果を出したのだから、誰の意見も聞きたくなかった。
「一緒に居られて幸せだよ。これからも・・・一緒にね。」
素直に喜ぶべき彼からの言葉も虚しく感じた。
きっと、私は色々な事に疲れているんだ・・・。
朝、少し同居人と言い争いをしてしまった。
いつもの事だから、別に気になどしていなかった。
只、少しだけ体調が悪くて、私も嫌な態度をしてしまった。
「こんな日くらい穏やかに過させてよ! !」
言わないでおこうと思ったのに、ついつい口から出てしまった。
彼とは出勤時に「おめでとう」のメールが来て、
何時もの様に電話で話していたが、これも又・・言い争いになってしまった。
「どうして、その日のうちに意見してくれないの?
あの時は只黙っていたのに、後から意見するなんて可笑しい事じゃない?」
「あの時はすみれもナーバスになっていたみたいだから・・」
「すみれがそんな風に言うと・・・もう、僕は何も話せなくなるよ・・・」
彼から聞く、何時もの台詞だった。
私は又、とてつもない疎外感を感じた。
彼も大人なら、そんな事を私に言わないで。
何を伝えれば良いのか、何を伝えたら不快な気分にさせるのか、
少しは考えてくれても良いのに・・・。
「だったら、何も話さなければ良いでしょ?
私も、もう何も話さないから・・・」
「もう、この話はやめよう・・・。
すみれは今、色々な事でイライラしているみたいだから、
又落ち着いたら話そう」
そうやって、彼が宥めてくれて何とか出勤した。
会社で御昼御飯を食べていると、突然同居人から電話が来た。
子供が熱を出したんだろうかと、少し恐々と電話を変わると、
「7時に家に届く物があるから・・それまでには家に帰ってて」
何だか、拍子抜けがしたのと、
子供の事じゃなくて良かったと胸を撫で下ろした。
仕事が終って保育園に子供を迎えに行き、
近くのスーパーで買い物をして家に着くと、
まだ7時前なのにケーキ屋さんの車が見えた。
遅くなってスイマセンと御財布を出すと、
もう御金は貰っているとオジサンは言う。
同居人も何時もより早く帰宅して、子供と3人で食卓を囲んだ。
別に御馳走なんて無かったけれど、ケーキを食べる時、
「オメデトウ」と子供が手をパチパチ叩くのを見て、嬉しくなった。
その時、同居人が別の部屋から袋を持って来て、
私の前に差し出した。
本当にビックリした。
同居人からプレゼントを貰うなんて、結婚してから無かった事だったし、
優しい言葉なんて、そうそう掛けてもらった事等ない私は、
素直に「有難う」と答える事を忘れていた。
御腹がイッパイになって、疲れた体に睡魔が襲ってきた。
PCを覗いても、彼からの帰りのメールも来ていなかった。
子供と一緒に暫しの仮眠。
夜中に少し目が覚めて、点けっぱなしのPCを見てもオフラインは無し・・・・。
去年の誕生日とは大違い。
「1年経ったら、こんなものなのかな〜?」
そんな風に思って、悲しくなった。
去年は顔も知らない同士だった。
それでも、私の誕生日にどうしても話がしたいと言ってメッセを繋いでくれた彼だった。
「今日、話さなきゃ意味が無いから」
そう言ってくれた彼は何処へ行ってしまったのだろう・・・。
優しい言葉を掛けて欲しいのに・・・、
今年はわざわざ、自分から諍いを起こして自分の誕生日を台無しにしてしまった。
その反面、同居人はプレゼントまで用意してくれてお祝いしてくれたのに・・・。
素直に喜べない私。
皆、「歳を取るのが嫌だ」というけれど、私は今まで、そんな事余り感じて来なかった。
過して来た月日は経験や感情と上手く絡み合い、
それが糧となって自分が成り立っている様な錯覚にさえ陥っていた。
でも、今年は少し違った・・・・。
こうやって・・・・、
歳と精神年齢が必ずしも一致しない事に嘆き始めたのかもしれない。
今はまだ・・・・人生という旅の途中。
これから、私はもっともっと精神的に大人にならなければいけない。