こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年09月08日(日) 家族団欒
今日も秋晴れの良い天気。
昨日もそうだった・・・。
昨日、予定通りだとしたら彼は自分のサッカーチームの試合のはず・・・、
まだ彼に逢った事も無く、メールやメッセでの遣り取りしか交わしていなかった時、
サッカーへの質問を投げ掛けたら・・彼から、こんな返事が返って来た。
「皆、社会人で家庭を持っているので、
土曜日にサッカー、日曜日は家族サービスをしています。
「家庭の用事、最優先」というのが我がチームのポリシーです。」
そのメールを受け取った頃はそんなに近しい関係でもなかったので、
微笑ましい気持ちで考えられたのに・・・・・。
今、同じ事を考えると、どうしても嫉妬してしまう・・・。
それでも彼が私と、こんな関係になってからは日曜恒例の家の人との買い物も
行かなくなってしまったと言っていた。
休みの日、家に居て面白くない顔をしていると、
「どうして、そんなに不機嫌な顔をしているの?」
家の人に、そうやって言われたそうだ・・・。
私が黙って聞いていると、
「土曜も日曜も大嫌いだよ。
すみれに逢えないと解かっているから尚更・・・」
私に逢えないと、自然に不機嫌になると言う彼・・・・。
それでも、子供達の前では、そんな顔をする事も無いだろう・・・。
難しい年頃の子供を抱えた彼だ、自発的に会話を多くしないと、
自分の子供が何を考えているのかも見失ってしまう時期だ・・・。
きっと、私にも・・・そんな時期が否がおうなく、遣って来るのだろう・・・・。
その時の私は今のように沢山の戸惑いと苛立ちの中で、子育てに奮闘して
居るのだろうか・・・。
それとも、もう少し落ち着きを備えて子供と向き合っているだろうか・・・。
彼は家の人の事を「キミ・・・」と呼ぶそうだ・・・。
あの優しい声で「キミ、それ取って・・・」「キミ今日の予定は?」と・・・・。
私にとって彼が家の人に発する「キミ・・」と言う言葉はとても相手の事を
尊厳の目で見ている言葉の様にも感じる。
そんな人がどうして私と不倫なんてしているのだろう・・・・。
それがよく解からない・・・・。
私の家では子供を間に置かない限り、同居人との冷静な会話が成り立たない。
全ては子供の為・・・・。
子供が不幸せにならない為・・・・。
子供が真っ当な人生を送れる為・・・・。
実際の所、少し窮屈に感じる時もある、それでも子供の屈託のない顔を見ていると
とても救われている。
そして、その笑顔を絶やさない事が親としての最大の責任だとも思う。
少し友達と電話で話す・・・・。
「どうして、こんな風にしか生きて来れなかったのだろう・・・・。」
「もう慣れてしまったけれど・・・・。」
「恋愛や結婚においては私は愚者だよね・・・・。」
私が聞くと・・・・・。
「すみれのお母さんは女としての時間の方が長かったんじゃない?」
彼女はこう答えを出してくれた。
そうだ・・・・。
考えてみれば、実父は私が生まれてから間もなく何処かへ行ってしまった、と
母は言っていた・・・ほんのたまにしか家にも戻って来なかった様子だ。
その間、母はずっと私と二人で実父の帰りを待っていた。
私は物心がついて保育園に通っていたからウッスラと記憶が残っている。
それは母とベットの中で眠りに落ちる時、何故か私を抱きかかえて嗚咽を
堪えながら涙する母の姿だった。
それでも、母は実父が戻ってきたからといって口論をする事が決して無かったし、
今でも実父の事を罵倒する言葉一つ言わない。
再婚してからも、養父には逆らう事も無かったし、
喧嘩の時は養父と口をきかなくなるだけで余り口論した所を見た事が無い。
それは子供の事で意見が食い違った時もそうだった・・・・。
だからなのか、私は母の事を「子供の母親」としては尊敬していない。
決して子供の事を庇護する事もなかったからだ・・・・。
ただ、「一人の女」としては認める部分が沢山あるのは事実だ。
母は苦労をしたけれど、最終的には自分が求める「女としての幸せ」を勝ち取った
のだと思う。
そしてその女としての姿が・・・・・
「嗚咽を堪えて泣く」「養父に口答えをしない」と言うものだった。
母はどちらかと言うと「耐える女」だ・・・。
そして、それが私にとっては「尊敬出来ない母」の部分となり、
反面教師になってしまったのかもしれない・・・。
私は母の様に生きられるだろうか・・・。
母の様に生きられたら、穏やかな生活を手に入れられるのだろうか・・・。
明日・・・・。
同居人は休み。
家族団欒、
してみようかな?
でも・・・・・・。
そんな事をすると彼への罪悪感が増してしまうだろう・・・・。
今日、彼は何をしていただろう・・・・・・・。
家族団欒でも・・・・していただろうか・・・。
もう遠くなって手も届かないみたいだ・・・。
でも、もう少し頑張ってみよう。
後、一週間もすれば今、手掛けている細々した物も終りそうだ・・・。
それから、私は私の遣るべき事に着手して、
そして、それから胸を張って彼に逢いに行こう。
この次の日曜日までにはどうにかしたい・・・。
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚
昨日の日記を御読みになって下さった方々から、沢山のお手紙を頂きました。
色々考えさせられる御手紙だったり、私の考えに賛同して頂ける御手紙だったり、
涙の出る思いでした。皆様の暖かい心遣いの中で私は活かされているのだと
実感しました・・・・。
本当に有難う御座いました。
御返事は徐々に書いていますが、ナカナカ追いついておりません。
御返事は必ず致したいと思っておりますので、もう少し待っていてくださいね。
秋も徐々に深まってまいりました。
皆様へ・・遠い空からお体を御自愛下さればと思っております。 すみれ
*・゚.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆☆.。
☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚