こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME
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2002年09月05日(木) ほんの少しの救い

今日も色々気になってしまって、
朝から家の中の細々したものを掃除したり洗濯したり・・・・。
そんなに几帳面な方でもないのにバタバタとしてる・・・。
私の気持ちを皮肉な太陽がヒリヒリと逆なでしてるみたい・・・今日も良い天気。
掃除が一段落した所に実家に頼んであった荷物が届いた。
その中に一通の手紙が入っていた。


「何か用事がある時は直ぐに電話しなさい。
喧嘩の仲裁の電話なら断るけれど・・子供も大きくなっただろう。
今年のお正月はこっちに来て過さないか?」


それは養父の書き殴った字だった・・・・。
でも、大きくて優しく読みやすい字・・・・。
とても嬉しかった・・・・。
特に「お正月に帰ってきなさい」と書かれていた事が、
何だか私を許してくれているみたいな気がした。
日々、悲しく疎ましい事柄は沢山あるけれど、こんな風に先に楽しみがあると、
大丈夫・・・どんな苦しい事でも乗り越えていける、遣って行ける・・・・。
そんな風に思えるから不思議だ。



夕方、ちょっと聞きたい事があったので、
メールにしようか自分で調べようか迷ったけれど、
気がついたら、もう時間が無く、思い切って彼に電話を掛けた。

「体調は・・・大丈夫・・・?」

予め私が聞きたい事を教えてくれたら、彼が聞いてきた。
「大丈夫・・・・」私はソッと答える。
他の話は電話で話したくなかった。
また長くなってしまいそうだったから・・・。
私は「子供の御迎えの時間だから」・・・・そう言って電話を切った。
何時もは彼から先に電話を切るのに・・今日は私から・・・・。

どんどん、彼の生活から私が遠ざかる・・・・。
どんどん、私の生活から彼が遠ざかる・・・・。

彼は私に逢えなくて寂しくないのだろうか・・・。
少し受話器を置く時、戸惑っている様に感じた彼の声だけが
私の救い・・・・・。















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