こんなに好きでもいいですか? すみれ 【MAIL】【HOME】
- 2002年08月29日(木) 時間と空間
又退屈な憂鬱がやって来た。
彼に逢うイベントが無い日の私は何時もこんな感じ・・・。
最近は躁鬱が酷くなって来ているのかもしれない・・・。
「一週間はたった7日・・少なすぎる・・・・」
そう思っていたのは何時頃だっただろう・・・。
ある意味、今もそうなのかもしれない、
時間に追われながら生活してる。
でも、それは彼と逢わなくても元気で居られるように、
余計な事を細々と予定に組み込んでいるだけの事。
本当はそれを遣っても遣らなくても、どうでもいい事・・・・。
この前、同居人に「スケジュール帳も見ているんだからな・・・」
なんて言われてしまったので、今朝になって気になって覗いて見た。
土曜と日曜は逢えない日、彼が自由に使えるのは実質5日間だけ・・・。
彼と逢っていた日のチェックを見てみると・・
7月までは週3日位で逢っていた・・・。
その前は4日も逢っていた週があった・・・。
まだ、雪が降っていた時期は二人でくっついていると暖かくて、
御互い何時の間にか眠ってしまって、気が付いたら朝なんて事も何度かあった。
焦って身支度を整える彼が一番最後に洗面台で髪を直す仕草を見て、
家で待っている家族に悟られないようにしているんだと思うと、
何時もそれだけで胸が痛くなった・・・。
つい何ヶ月前の事が・・・随分、昔の事のように感じる。
子供にとって、今が一番に大切な時期だから、
前の様に時間を割いて彼と逢う事も出来なくなってしまった。
それはそれで、大切な事・・・・。
「もし、自分の子供が2歳の時、家の人が夜な夜な出掛けていたら、
どう思う?もし、そんな事があったら貴方は家の人に何て言ってた?」
私と彼の仲で、こんな事を言うのは不躾かと思ったけれど、
私も一応、母親だから聞いてみたかった・・・・。
彼は「そうだよね・・・考えなくっちゃね・・」
と言ってくれて、私達は無理をしないように逢う事にした。
でも、私にとって・・・。
今は彼と一緒に居る時だけが・・・・・、
私が私になれる時間・・・・・。
残りの時間は忙しいのか、暇なのか、もう全然、解からなくなってしまった・・。
遣ろうと思えば遣る事はあるのだろうけれど、
彼の事を考えると・・・何も手につかない・・・。
「今日も逢えないのかな・・・・。」
「今度は何時逢えるんだろう・・・。」
そう思うと、ベットにうつ伏せになって、暫く黙ったままになってしまう。
「これじゃ〜いけない・・・・」
「ただの時間の無駄だ・・・」
そう思い直してデスクに向っても、
集中も出来なくて同じ事の繰り返し・・・・。
彼と一緒に居る時だけが、本当の自分、自然な自分・・・・。
今、彼とは一緒に居られない・・・。
次の事は考えないで、何時も笑顔で笑い合える日は何時になったら来るのだろう
その時が来る前に、私は本当の自分を見失ってしまうんじゃないだろうか・・・。
余りに落ち込んでしまったので、久しぶりに友達から教えて貰った、
良く当たる星占いのサイトを覗いて見た。
(ジョナサン・ケイナーの星占いというサイトです。興味のある方はどうぞ→コチラです。)
30日までの星占い・・・。
(完全転載は出来ないので、少し私なりに比喩して解釈しています)
私は天秤座・・・。
「貴方は旅行に出発する時、暴走する乗り物に乗りますか?
それとも、とてもゆっくり走る乗り物に乗りますか?
どちらも、目的地に行くのには一緒です。
貴方は少しイライラしていると思いますが、目的地を変える事は出来ません。
心配しなくても大丈夫です。旅の終わり、目的地はハッピーエンドです。
今は安全な乗り物に乗ったほうが、良い時期だと思います。」
彼は水瓶座・・・。
「貴方は旅に出た筈でした。しかし目的地に着いたら同じ場所に居ます。
目的地を間違えた訳ではありません。
途中には障害物が色々とあった筈です。
貴方は空間の旅ではなく、時間の旅に出ていました。
旅の成果はあった筈です。そして、ここからが新たな旅の始まりです。」
今回の例は珍しく、同じ内容で解かり易かった。
彼も私も、似たような事が書いてあった・・・。
空間と時間・・・・まるで宇宙を旅しているみたいな話・・・。
でも、星占いだから宇宙に関係している話なのは当たり前なのだが・・・。
前から私は彼に言われて来た・・・。
彼もそうだけど、人から見ると、私は生き急いでいるようにしか見えないらしい。
それでも、私にしてみたら遅い方だ・・・。
人生においての課題は後から後から、遣ってくるし、
歳を取れば取った分だけ、問題のレベルも解決策も難しくなってくるから、
出来れば早く課題を終わらせて次の課題に備えていたい・・・・。
でも・・・やっぱり・・・後遺症なのかな・・・・なんて時々思う。
発作が起きなくなって久しいが、
「私は・・・ここに居ちゃいけない・・・・」
発作の最中に何時もどうしてか・・・そう思う。
それが自宅や出先ではなく、病院なのか職場なのか、ハタマタ実家なのか、
自分で何処の空間へ行ったら「ここに居ちゃいけない」と思わなくなるのか、
解からない。
とにかく、発作が治まって暫くすると、
先を目指そう・・・自分の居場所を早く探さなくっちゃ・・・・。
ずっと、そう思ってきた。
それから普通に生活している時でも
「何をそんなに焦ってるの?」と人に言われるようになった・・・。
本当に・・・何を焦っているのだろう・・・私は・・・・。
発作なんて、もう起こらなくなったのに・・・・。
彼の星占いにはまだ、こんな事が書いてあった。
「新たな旅に出る前に、心を入れ替えましょう。
今までの旅の糧を生かして、今回の旅を成功させましょう。
それは貴方にとって恵みの旅となる筈です。」
「彼にとっての新たな旅が・・・私と一緒の旅だったら、いいな・・・。
私も少し、スピードの遅い乗り物に揺られるのも悪くない・・・・。」
そんな事を考えると少し気分が晴れた。
夜になって彼が帰宅する時、恒例の帰るコール・・・。
今日は話している途中に同居人が予定より早く帰宅。
「大丈夫?」
「ううん・・・。」
「あっ。帰って来たんだね・・いいよ?おやすみ・・すみれ」
不完全燃焼の電話が寂しかったけれど、
その後、同居人が明日、友人の所へ子供を連れて遊びに行くと言うので、
「やった〜! !」と喜んだ。
同居人は夕方、子供を保育園へ迎えに行き、
一度、家へ戻ってきてから直ぐに出掛けると言う。
同じ歳の同級生の女の子が早々と結婚をして、子供を連れて里帰りしているので、
どちらの子供が可愛いか皆で集まって見比べるらしい。
同居人は「お前の方が色白で目もパッチリ二重で、可愛いのは決ってるもんね〜」
と笑いながら子供に向って話しかけている。
私は明日、御飯の仕度も子供の御迎えもしなくて良くなった・・・。
終日、自由の身・・・・。
出来れば彼と一緒に居たい。
明日の彼の予定は日帰り出張のはず・・・・。
同乗者も居ない。
何時もは一緒に何処かへ出掛けても、保育園の御迎えの時間が気になって、
ゆっくりした気分になれない。
こんなチャンスは滅多に無いから、朝が早いと言っていたけれど、
出来れば出掛けたい・・・・。
もしかして・・・今日の星占いはこの事も言っていたのかも・・・・。
彼と一緒なら・・・急ぎ足なんかじゃなくて、ゆっくり歩いて行きたい。
手を繋いで・・・ゆっくり、ゆっくり・・・・。
その為にも、気持ちはシッカリしていなくっちゃ・・・・。
沢山、旅に行きたいな・・・彼となら・・・・。
別に目的地が何処だって良い・・・。
長い時間、彼と一緒に居たい・・・。
これからも、ずっとずっと・・・・。